LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 121話 ―

― 一宮神社 ―

  いちのみやじんじゃ

 

2022年3月25日 12:00 御参拝

兵庫県神戸市山本通

 

御祭神 田心姫命 たごりひめのみこと

 

兵庫県神戸市の中心にある生田神社を囲むように点在している神社の一社であり、その

点在している神社の八社を生田裔神八社と呼んでいます。

 

神戸市役所近くの市営駐車場に車を停めて一宮神社へと向かいました。

いつもの神社参拝とは違い、私の行く手をさえぎるものは人波です・・・

20分程歩いたでしょいうか?街中のまったく自然を感じられないビル群の片隅に神社

がありました。

 

一の鳥居

f:id:yatutama:20220326191525j:plain

二の鳥居・・・なんとも手入れされている植木ですね。

f:id:yatutama:20220326191926j:plain

二の鳥居をくぐり手水舎へと・・・

こちらでは、アルコール消毒とあわせて通常通りの手水舎の水でも清めることができま

した。

f:id:yatutama:20220326192158j:plain

手水舎から拝殿へ向かおうと思ったら、行く手をさえぎるように賽銭箱が待ち受けてい

ます。

f:id:yatutama:20220327190456j:plain

一瞬・・ここから先に進めないのかなと思いながらもおそるおそる階段を上って行きま

したが、後からよくよく考えると諸事情により階段を上ることが出来ない方の為に御参

拝場所をこちらに用意されたのかも知れません。

 

こちらからだと車椅子でも先程の場所へと行けると思います・・・

美しい拝殿ですね!

f:id:yatutama:20220326193251j:plain

 

生田神社の主祭神稚日女尊であり、生田神社の由緒によると天照大御神の和魂あるい

は妹神とされています。

そういえば、天照大御神の荒魂である撞賢木厳之御魂天疎向津媛命は生田神社の東、西

宮市の廣田神社にお祀りされております。

 

yatutama.hatenablog.com

 

この生田神社を囲んでいる生田裔神八社の御祭神はこちら・・・

f:id:yatutama:20220330190246j:plain

天照大御神須佐之男命による誓約にて生まれた神々と大己貴尊が御祭神となっており

ますが、ただ活津日子根命だけが大己貴尊とすり替えられたかのように、何故か祀られ

ていないのです・・・

 

境内社へと向かいます。

伊久波神社の御祭神は伊久波戸田宿禰命、武内宿禰の後裔である葛城氏の一族で的臣

(いくはのおみ)の祖であるようです。

f:id:yatutama:20220331184948j:plain

熊高稲荷神社、御祭神は宇迦之御魂大神

f:id:yatutama:20220331185732j:plain

こじんまりとした神社なんですが、どこから見ても絵になります。

f:id:yatutama:20220402190105j:plain

f:id:yatutama:20220402190151j:plain

f:id:yatutama:20220402190215j:plain

この桜の紋、雀口桜紋と呼ぶのだそうです。

f:id:yatutama:20220402190727j:plain

順序をわきまえず二宮神社と四宮神社へはすでに御参拝しております。

 

yatutama.hatenablog.com

 

 

yatutama.hatenablog.com

 


今回生田裔神八社の始まりである一宮神社に御参拝させていただいたので、次回はもう

一度二宮神社へ行き順序を踏まえて八社巡りをしたいものです。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む

― アワヒメを追って 120話 ―

― 大川瀬住吉神社 ―

 おおかわせすみよしじんじゃ

 

2022年2月25日 14:30 御参拝

兵庫県三田市大川瀬

 

御祭神 表筒男命 うわつつのおのみこと

    中筒男命 なかつつのおのみこと

    底筒男命 そこつつのおのみこと

    神功皇后 じんぐうこうごう

 

この日、兵庫県三田市で最後に御参拝させて頂いた神社です。

 

赤い両部鳥居ですね、両部鳥居は神仏混淆の神社に多く見られるとの事なのでこちらの

神社もそうなのかなと思いつつ鳥居で一礼。

f:id:yatutama:20220320183831j:plain

この石段なんとなく懐かしさがこみあげてきます・・・

子供の頃の記憶かなぁ?

f:id:yatutama:20220320184319j:plain

拝殿です。

f:id:yatutama:20220320185743j:plain

こちらの彫物は虎なのでしょうか?背景にあるのは笹のように思えるので・・・

f:id:yatutama:20220320190224j:plain

二礼二拍手一礼にて御参拝・・・

そして本殿がこちら。

f:id:yatutama:20220321184050j:plain

— 朱色の本殿 ―

本殿は南北朝時代の康安5年に造営され、国の重要文化財に指定されています。

そして全国に2029社あると云われる住吉神社の中で、十大古社の一つに数えられて

いた?のだそうです。

境内社の数々・・・霊社 祇園社 稲荷社 八幡社 大歳社 金刀比羅宮 長尾社

古宮社 五社稲荷社 御皇霊社 。

f:id:yatutama:20220323185357j:plain

f:id:yatutama:20220323185452j:plain

f:id:yatutama:20220323185508j:plain

境内社の裏手に行ってみると・・・小さな祠がありました。

祠の桃か宝珠のような切り欠けから見えるのは〝津見大神〟という文字、おそらく〝大

山津見大神〟をお祀りされているのだと思います。

f:id:yatutama:20220323185417j:plain

そして左手に山道が見えましたので、もちろん登っていきます。

f:id:yatutama:20220323185910j:plain

登った先には〝薬師堂〟・・・このあたりからが神仏混淆の名残でしょうか?

f:id:yatutama:20220323190051j:plain

こちらは〝役小角〟のように思えるのですが・・・ 違うかな?

f:id:yatutama:20220323190342j:plain

さらに登ります。

f:id:yatutama:20220323191011j:plain

登った先には〝愛宕社〟・・・

御祭神は、〝伊弉冉命〟が最後に生んだ神〝迦具土命〟でしょうか?

伊弉冉命〟は、火の神である〝迦具土命〟を産んだことにより焼かれて黄泉の国へと

いくことになりました。

怒った〝伊弉諾命〟が〝迦具土命〟を斬った剣も〝十拳剣〟・・・

 

yatutama.hatenablog.com

 

岡山へ神社巡りをしたおかげで〝十拳剣〟はもう忘れません!

f:id:yatutama:20220323191157j:plain

気になった木です。

f:id:yatutama:20220324185430j:plain

長床・舞殿、こちらは茅葺です。

f:id:yatutama:20220324185719j:plain

舞殿の裏にも不思議な祭壇がありました。

f:id:yatutama:20220325195132j:plain

こちらが御祭神??

f:id:yatutama:20220325195255j:plain

 

このねじれた跡が残った木を不思議に思いつつ、この神社を後にしました。

f:id:yatutama:20220325200635j:plain

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む

― アワヒメを追って 119話 ―

― 八坂神社 ―

     やさかじんじゃ

 

2022年2月25日 13:30 御参拝

兵庫県三田市波豆川

 

御祭神 素戔嗚命 すさのおのみこと

    日本武尊 やまとたけるのみこと

 

兵庫県三田市で〝高売布神社〟の次に向かったのは、波豆川に鎮座します〝八坂神社〟

です。

鳥居から神社へと続く田に囲まれた細い参道、のどかでいいですね・・・

f:id:yatutama:20220313190547j:plain

橋が見えてきました、神社前にある川は神域との境界のように感じます。

f:id:yatutama:20220313191125j:plain

石段の上に少し見えているのは、拝殿でしょうか?

f:id:yatutama:20220313192307j:plain

やはり拝殿でした。

さっきの〝高売布神社〟もそうでしたが、拝殿の前に狛犬様がおられませんね?

f:id:yatutama:20220314184158j:plain

拝殿にて御参拝し本日の感謝を申し上げた後、拝殿の裏へ廻ると本殿の上に狛犬様がお

られました。

f:id:yatutama:20220314185319j:plain

青い目をした木造の狛犬様・・・顔の向きが対称となっていませんね。

f:id:yatutama:20220314185342j:plain

こちらが本殿です。

この画像を見ると、左右の狛犬様はこちらを見ているようですね・・・この場所には何

があったのかな?

f:id:yatutama:20220314185906j:plain

御祭神の〝素戔嗚命〟と〝日本武尊〟この二神に共通するものといえば?

三種の神器である〝天叢雲剣〟またの名を〝草薙剣〟ですね。

 

素戔嗚命〟が八岐大蛇を〝十拳剣〟またの名を〝天羽々斬之剣〟で退治した時に、八岐

大蛇の尾から出て来た剣が〝天叢雲剣〟です。

 

そして八岐大蛇退治に活躍した〝十拳剣〟は2月15日に御参拝しました、石上布都魂

神社の御祭神とも伝えられております。

 

yatutama.hatenablog.com

 

草薙剣〟は名古屋の〝熱田神宮〟の御神体としてもお祀りされております。

いつか行ってみたい神社がまた増えるのでした・・・

 

これは舞殿でしょうか?

f:id:yatutama:20220317190620j:plain

拝殿の左右に、境内社です。

f:id:yatutama:20220317190929j:plain

f:id:yatutama:20220317190946j:plain

御祭神はわかりませんでした。

 

こちらは、稲荷神である〝宇迦之御魂神〟でしょう。

f:id:yatutama:20220317191040j:plain

拝殿の龍の彫物、龍と言えば十二支で唯一架空の存在であります。

f:id:yatutama:20220319183626j:plain

帰り際、拝殿を振り返ると、屋根の左右に躍動感のある〝狛犬様?〟がおられました!

f:id:yatutama:20220319184808j:plain

f:id:yatutama:20220319184822j:plain

・・・なんともぶっ飛んでおられます。

                       この瓦の紋も初めて見ますね・・・

f:id:yatutama:20220319185247j:plain

少しの時間ではありますが、この神社に御参拝させていただいた時間、何とも言葉にし

難い意味のある数十分でした・・・

 

私にとって神社で過ごす時間は、いつしか特別な時間となっています。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む

― アワヒメを追って 118話 ―

― 高売布神社 ―

     たかめふじんじゃ

 

2022年2月25日 12:45 御参拝

兵庫県三田市酒井

 

主祭神 下照比売命 したてるひめのみこと

配祀神 天稚比古命 あめのわかひこのみこと

 

兵庫県三田市の神社にお詣りするのは、きっとはじめてだと思います。

f:id:yatutama:20220311182626j:plain

主祭神の下照比売命は、大国主命宗像三女神である多記理毘売命のあいだに産まれた

国津神の女神であり、配偶神が天津神である天稚比古命です。

 

そして兄弟神は阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネノカミ)別名が〝迦毛大御神〟

あまり聞かない御神名ですが、古事記で最初から〝大御神〟と呼ばれているのは〝天照

大御神〟と〝迦毛大御神〟だけとのこと。

だとすると大変ご活躍された重要な神様のようですね、憶えておきましょう・・・

 

手水舎ですが、水はありませんでした。

f:id:yatutama:20220311190519j:plain

拝殿では清々しさを感じました!

f:id:yatutama:20220311191539j:plain

境内社の〝戎神社〟と〝稲荷神社〟。

f:id:yatutama:20220311192706j:plain

f:id:yatutama:20220311192742j:plain

雰囲気はとてもいいです・・・

 

拝殿横から本殿に向かって歩いていくと・・・突然あらわれた狛犬様!!

f:id:yatutama:20220311193205j:plain

f:id:yatutama:20220311193237j:plain

・・・・・この狛犬様、普通ではありませんよね?

私が知らないだけで、こんな感じの狛犬様があちらこちらの神社に存在しているのでし

ょうか?

拝殿前でなく、本殿の横に鎮座されておりました。


本殿に行きましょう。

一間社流造、檜皮葺?・・・

茅葺(かやぶき)ではなく檜の樹皮を用いて施工する、日本古来の歴史的な手法だそう

です。

f:id:yatutama:20220311193944j:plain

兵庫県宝塚市に〝売布神社〟という有名な神社があります。

こちらは〝高売布神社〟なので、調べてみるとやはり御祭神は〝下照比売命〟。

f:id:yatutama:20220312185415j:plain

こじんまりとした神社ではありますが、清々しさを満喫させていただきました!

f:id:yatutama:20220312193103j:plain

 

この日のお詣りを縁に、近いうちに宝塚市へ〝下照比売命〟に会いに行こうと思うので

した。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む

― アワヒメを追って 117話 ―

― 由加神社本宮 ―

    ゆがじんじゃほんぐう

 

2022年2月15日 16:00 御参拝

岡山県倉敷市児島由加山

 

御祭神 手置帆負命 たおきほおひのみこと

    彦狭知命 ひこさちのみこと

    神直日命 かみなおびのみこと

    大直日命 おおなおびのみこと

    由加大権現 ゆがだいごんげん

 

116話の続きです・・・

由加大権現をお祀りする、蓮台寺から同じく由加大権現をお祀りする由加神社本宮へと

向かいます。

この鳥居と狛犬様、なんと備前焼だそうです。

f:id:yatutama:20220302192103j:plain

f:id:yatutama:20220305183219j:plain

f:id:yatutama:20220305183237j:plain

手水舎です。

f:id:yatutama:20220305184704j:plain

境内にはいると・・・お線香?

f:id:yatutama:20220305184151j:plain

兵庫県高砂市の鹿嶋神社にも、このようなお線香を焚く場所があったのを思いだしま

した。

 

yatutama.hatenablog.com

 

やっと辿り着いた、由加神社本宮です。

f:id:yatutama:20220305185146j:plain

f:id:yatutama:20220306182430j:plain


御参拝をすませたら、参拝順路に従って、本宮の左手からぐるりと建物の下を回ってい

きます。

そして現れたのはこちらの獅子です・・・

f:id:yatutama:20220306190039j:plain

そして、白狐の大群・・・

f:id:yatutama:20220306190158j:plain

ここが本宮下部の中心です。

f:id:yatutama:20220306190326j:plain

そして右手の獅子。

f:id:yatutama:20220306190441j:plain

ひと廻りしてから、本殿の左側に向かいます。

・・・これは? 〝たこ神様〟と書かれておりますが、御祭神は海の神である大綿津見

命。

f:id:yatutama:20220307185920j:plain

〝たこ神様〟の奥には、狛狐様と奥に坐しておられる菅原道真公。

f:id:yatutama:20220307184457j:plain

この磐座は、迫力ありました・・・

f:id:yatutama:20220307184624j:plain

f:id:yatutama:20220307185000j:plain

きっとこの磐座が元々の信仰の対象だったのかなと、勝手に思ったりしてしまいます。

 

江戸時代頃から、こちらの〝瑜伽大権現〟と香川県の〝金刀比羅大権現〟をお詣りする

ことを〝両まいり〟と呼んでいたようです。

交通の便が良くなかったその頃、金刀比羅宮に行く旅人が本州から四国へ渡る際に由加

神社本宮で旅の安全を祈願しており、その風習をいつしか〝両まいり〟と呼ぶようにな

るのでした。

私たちは、去年の11月に金刀比羅宮へ行ってきましたので、順番は逆ですが〝両まい

り〟を知らない間にしてたようですね。 

 

表参道を降りて行くと、出ていく方向からの鳥居の扁額は〝金刀比羅宮〟と書かれてあ

ります。

f:id:yatutama:20220309183221j:plain

いろいろと不思議な場所〝由加神社本宮〟でありました。

f:id:yatutama:20220309184006j:plain

 

おかげさまで、楽しく岡山県の日帰り神社巡りを終えることができました。

そして、まだまだ行ってみたい神社が岡山県にはあります・・・考えてみればささやか

な楽しみは尽きることがないのかも知れませんね!

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む

― アワヒメを追って 116話 ―

― 由加神社本宮 ―

    ゆがじんじゃほんぐう

 

2022年2月15日 16:00 御参拝

岡山県倉敷市児島由加山

 

御祭神 手置帆負命 たおきほおひのみこと

    彦狭知命 ひこさちのみこと

    神直日命 かみなおびのみこと

    大直日命 おおなおびのみこと

    由加大権現 ゆがだいごんげん

 

岡山県の神社巡り、最後の神社が〝厄除総本山 由加神社本宮〟です。

吉備津神社もそうだったのですが、またもやはじめて御名前を聞く神様がちらほ

らおられます・・・

この神社の存在すら知らなかったのですが、この旅に同行した嫁が選んだ神社です。

彼女は基本的に〝神社〟に行きたいとは思っていないようですが、古いお城や建造物に

興味を持っているようです・・・(今回も付き合ってくれて、感謝です。)

 

思っていたよりも小さな一の鳥居。

f:id:yatutama:20220228182714j:plain

ここから昇る階段の一段々に賽銭箱???があります。

f:id:yatutama:20220228182927j:plain

二の鳥居もこじんまりとしています。

f:id:yatutama:20220228183116j:plain

少し歩くと、雰囲気が出てまいりました・・・

f:id:yatutama:20220228183345j:plain

三十三厄除・・・こちらの神社特有の厄除けでしょうか?

お賽銭箱???は続きます。

f:id:yatutama:20220228183447j:plain

三の鳥居でやっと、厄除総本山らしくなってきました。

鳥居の扁額には〝瑜伽大権現〟・・・

瑜伽大権現〟とは、備前国瑜伽山山岳信仰修験道が融合した神仏習合の神様のよ

うです。

f:id:yatutama:20220228184355j:plain

狛犬様はなんとなく異国の雰囲気を感じます。

そして、後ろの大きな建物を見ると有名な神社なんだろうなと思うのでした・・

f:id:yatutama:20220228184538j:plain

f:id:yatutama:20220228184749j:plain

表参道へ進むのかなと思ったら、こんな境内図がありました。

f:id:yatutama:20220228190103j:plain

本殿参拝道の近道は鳥居に進むのではなく、左の厄除け石段方向だと大きな赤い矢印が

描かれています。

見てしまったら従うしかない私達は、左の厄除け石段をのぼりました。

四十二厄除と賽銭箱・・・

f:id:yatutama:20220228190759j:plain

のぼりきると、御地蔵様?

f:id:yatutama:20220228191215j:plain

お寺のような門の奥に、厄除大不動との看板が・・神仏習合でしょうか?と思ったりし

ながら先へ進みます。

f:id:yatutama:20220228191234j:plain

さらに進むと拝観料を払うと入場できる〝客殿宝物館〟があったので、もちろん見てま

いりました。

f:id:yatutama:20220301192709j:plain

ここは備前藩主池田候が参拝のおりに宿泊した建物だそうです、円山応挙等が描いた襖

絵や壁画等なかなか見応えがありました。(残念なことに撮影禁止)

 

そして建物の中から直接、奥の院へと行く事が出来ます。

奥の院へ向かう途中の回廊と、そこから見える景観です・・・

f:id:yatutama:20220301193125j:plain

この回廊に嫁は〝こんな場所に来たかったの〟と喜んでおられます。

f:id:yatutama:20220301193142j:plain

f:id:yatutama:20220301193201j:plain

辿り着いた奥の院です。

ここまでは撮影禁止の場所が続いたので、奥の院もだめなのかなと思ったらどこにも撮

影禁止と書かれていません・・・そして撮ったのがこの一枚です。

f:id:yatutama:20220301193349j:plain

不動明王が祀られていますが、その奥に本殿があるようです・・そして御参拝の方法は

二礼二拍手一礼  これこそ神仏習合? 神仏混淆? どちらにしても、この場所に来

ることが出来たことに感謝です。

 

でも、ここまで仏教色の強い神社は初めてだなと思いつつ、奥の院を下り宝物館を出て

から左手のほうに進むとこんな鳥居が現れました。

f:id:yatutama:20220302192103j:plain

???

こらはどう見ても神社への入口?

???

気付くべきでした、この境内図。

f:id:yatutama:20220228190103j:plain

由加山蓮台寺境内図〟となっているではないですか!

私としては、由加神社本宮へと向かったつもりが、隣接する〝由加山蓮台寺〟にお詣り

していたようです。

 

— 別格本山 瑜伽山 蓮台寺 ―

真言宗御室派

御本尊 十一面観音菩薩

奈良時代行基菩薩が阿弥陀如来薬師如来を〝瑜伽大権現〟としてお祀りしたのが、

この蓮台寺の始まりであり、明治初年の神仏分離令により蓮台寺境内から由加神社が分

離されたようです。

 

鳥居近くの看板を見ると、お寺と神社がお隣同士対立されているような雰囲気が見受け

たのは気のせいでしょうか?

 

何かややこしいところに来てしまったのかな?と思いつつ、その鳥居をくぐります。

長くなってしまいましたので、続きは次回に・・・

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む

― アワヒメを追って 115話 ―

― 吉備津神社 ―

     きびつじんじゃ

 

2022年2月15日 13:30 御参拝

岡山県岡山市北区吉備津

 

主祭神 大吉備津彦命 おおきびつひこのみこと

相殿神 大日本根子彦太瓊命 おおやまとねこひこふとにのみこと

    細比売命 くわしひめのみこと

    稚武吉備津彦命 わかたけきびつひこのみこと

 

〝石上布都魂神社〟の次に向かったのが、備中国一宮である〝吉備津神社〟本来は吉備

国の総鎮守の神社であったことから、三備一宮とも呼ばれているようです。

 

大吉備津彦命以外、初めて御名前を聞く神様がお祀りされております・・・

 

広い駐車場に車を停めて、まず目に入ったのがこちらの手水舎。

f:id:yatutama:20220223184548j:plain

 

f:id:yatutama:20220223184629j:plain

 

主祭神である大吉備津彦命は第七代考霊天皇の息子であり、あの卑弥呼ともいわれてい

る大倭迹々日百襲比賣命の弟とされ、古代吉備地方の統治者であった鬼神〝温羅〟を退

治されたとの伝承から、鬼退治で有名な日本昔話〝桃太郎〟のモデルとなった神様とい

われています。

 

—温羅の伝承—

伝承によると、温羅は異国から飛来して吉備に至り、製鉄技術を吉備地域へもたらして

鬼ノ城を拠点として一帯を支配したといわれています。

吉備の人々は都へ出向いて窮状を訴えたが、温羅はヤマト王権が派遣した武将から逃げ

おおせて倒せなかった。

このため崇神天皇は孝霊天王の子で四道将軍の一人の五十狭芹彦命(吉備津彦命)を派

遣した。

討伐に際し、五十狭芹彦命は現在の吉備津神社の地に本陣を構えた。温羅に対して矢を

1本ずつ射たが温羅はその都度石を投げて撃ち落とした。そこで命が2本同時に射たと

ころ、1本は撃ち落とされたが、もう1本は温羅の左目を射抜いた。すると温羅は雉に

化けて逃げたので、五十狭芹彦命は鷹に化けて追った。さらに温羅は鯉に身を変えて逃

げたので、五十狭芹彦命は鵜に変化してついに捕えてたところ温羅は降参し〝吉備冠

者〟の名を五十狭芹彦命に献上した。これにより五十狭芹彦命は吉備津彦命と呼ばれる

ようになるのでした。

 

手水舎で身を清めたら、国宝である拝殿・本殿へ向かいます。

f:id:yatutama:20220223185437j:plain

 

f:id:yatutama:20220223185219j:plain

 

北隋神門・・・国の重要文化財です。

f:id:yatutama:20220224191514j:plain

 

f:id:yatutama:20220223190204j:plain

 

隋神門から見上げました・・いい雰囲気です。

f:id:yatutama:20220223190453j:plain

 

f:id:yatutama:20220223190753j:plain

 

やはり三備一宮、平日ではありますが御参拝される方々が次々とやって来られます・・

f:id:yatutama:20220223191259j:plain


そして本殿です。

こんな大きくて、美しく迫力のある本殿は見たことがありません・・・

f:id:yatutama:20220223191913j:plain

現在の社殿は、度重なる火災を経て明徳元年(1390年)、後光厳天皇からの勅命を

受けた足利義光によって再興されました。

 

出雲大社にはまだ行ったことはありませんが、本殿の大きさは出雲大社の2倍くらいあ

るようです!

f:id:yatutama:20220224183635j:plain

 

一童社・・・お祀りされている神様は、学問と芸術の守護神である菅原道真公と天鈿女

神。

f:id:yatutama:20220226185920j:plain

そしてここから〝吉備津神社〟で本殿の次に有名なんだろうなと思われる、回廊に向か

います。

f:id:yatutama:20220224190503j:plain

 

f:id:yatutama:20220224190520j:plain

先が見えません・・・

回廊の途中に、吉備津えびす宮がありました。

f:id:yatutama:20220224190826j:plain

えびす宮から回廊を振り返ると・・こんな感じ。

f:id:yatutama:20220224191123j:plain

そしてまた途中にあります岩山宮、吉備国の地主神である、建日方別神を祀っておりま

す。

f:id:yatutama:20220224191851j:plain

途中にこんな塔もありました・・・

f:id:yatutama:20220224193607j:plain

f:id:yatutama:20220224193700j:plain

この塔の裏にあったのが、この小さな洞穴でしたが、中には何もありませんでした。

f:id:yatutama:20220224193839j:plain

左から〝春日宮〟 〝大神宮〟 〝八幡宮〟。

f:id:yatutama:20220224194052j:plain

そして回廊の果てにあったのがこちらの神社です。

f:id:yatutama:20220226183851j:plain

f:id:yatutama:20220226183942j:plain

こちらが本殿です。

f:id:yatutama:20220226184018j:plain

もともとは吉備津彦命の父君孝霊天皇をお祀りしていましたが、明治末年に新宮社と内

宮社を合併されたので、現在は吉備津武命や百田弓矢姫命をあわせて合祀されているよ

うです・・・

最後に愛嬌のある神馬です・・・

f:id:yatutama:20220226185544j:plain


境内の広さと本殿はとても見応えのある神社でしたが、広すぎて何か見逃しているよう

な気がしてやみません・・・

 

そしてこれから、この日最後の神社???に向かいます。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

続きを読む