― 石上布都魂神社 ―
いそのかみふつみたまじんじゃ
2022年2月15日 10:45 御参拝
日帰りで岡山県へ神社巡りに行ってきました。
まず最初に足を運んだ神社は、備前国一宮 式内社 である石上布都魂神社です。
通称 お神社様 ・・・だそうです。
ここで車を降りて、鳥居で一礼・・・そして車に乗り込み先へ進みます。
そしてここでも車を降りて、二の鳥居で一礼・・・また車に乗るのでした。
そして辿り着いた駐車場に車を停めてあたりを見渡すと、表参道と書かれた小さな看板
がありました。
坂道をのぼります・・・先は長いような予感。
いい運動をさせていただき、辿り着きました。
まずは手水舎にて、両手と口を清めます。
狛犬様・・・なかなかの強面です。
それもそのはず、こちらの神社の御祭神、今は素戔嗚命となってはいますが明治時代ま
では素戔嗚命が八岐大蛇を退治した剣〝布都御魂〟と伝えられています。
・・・ということは日本神話で〝十握剣〟と呼ばれている剣と同じなのかな?
〝布都御魂〟と言えば、神武天皇が熊野で賊の毒気にあたって全軍が壊滅状態に陥った
時に高天原から降ろされた剣であります。
その剣の不思議な起死回生の力によって神武天皇の一行は蘇り、賊も退散。神武天皇は
無事大和を平定されました。
そして、神武天皇はこの剣を称えられ、物部氏の遠祖である宇摩志麻治命に命じ、宮中
においてお祀りされることになったようです。
今年に入ってから二度御参拝させていただきました、可美真手命神社の御祭神である
宇摩志麻治命がここで登場されました。
拝殿です。
本殿も威厳を感じます。
ここから本宮へ向かいます。
約10分・・・
道途中に???の命様がおられます。
結構険しい参道でありましたが、辿り着きました本宮の鳥居。
あれっ?
階段しか見えていません・・・
休み休みしながら登りきり、そして振り返りました。(膝がガクガク)
本宮です。
そして、禁足地である磐座です・・・
本宮へお詣り後、途中での景色です。この景色は昔からかわっていないのかな?思うの
でした。
険しい山道を下り、休憩がてら本殿を眺めているといつも神社で見ている菊花紋に違和
感を感じました・・・
いつもの十六菊花紋?と思いきやこちらの紋章、数えたら二十四の花弁があるではない
ですか!
調べてみるとこれは〝二十四日輪紋〟と呼ばれているようです・・・が、何を意味する
紋章なのかはわかりませんでした・・・
拝殿右側に〝二十四日輪紋〟
拝殿左側には〝五三の桐紋〟 そして、宮司様が物部姓・・・
何か特別なものを感じます。
また奈良県天理市の〝石上神宮〟の社伝には素戔嗚尊が八岐大蛇を斬ったときの〝十握
剣〟が石上布都魂神社から遷されたと伝えられているようですね。
由緒によると、もともとの御神体は本宮の磐座であると書かれています。
崇神天皇の時代に素戔嗚尊の剣が〝石上神宮〟に移されたとされてますので、その以前
に〝布都御魂〟または〝十握剣〟がまずこちらの神社に奉納されたのでしょう。
何かの縁を感じながら御参拝させて頂き、とても楽しい時間を過ごすことが出来まし
た。
・・・次の神社へ向かいます。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!