― 可美真手命神社 ―
うましまでのみことじんじゃ
2022年1月9日 14:35 御参拝
御祭神 可美真手命 うましまでのみこと
御由緒
可美真手命神社は、押部谷町細田に鎮座する住吉神社の東、標高40mの小高い山上に
鎮座しており、成務天皇19年(149)3月9日の創建と伝えられ『延喜式』にいう
物部神社である。
社地は山林1町8反9敏18歩を有し、この山を「宮山」または「元住吉山」と称し、
天平勝宝6年(754)9月13日、摂津国住吉大社の社家であった津守連が、楯神・
鉾神と共に住吉大神を勧請した最初の鎮座地で、現在は小さな御社のみが建っている。
昭和50年(1975)の道路建設に伴う調査では、頂上平担部より、弥生時代中期か
ら後半にかけての土墳墓と考えられる遺構が発見され、更に、昭和58年(1983)
の調査でも、縄文時代後半後期の土器が出土している。
駐車スペースはないようなので、住吉神社に車を停めさせていただき可美真手命神社へ
向かいます。
住吉神社から南東へ200m程歩くと、細田住吉前というバス停がありその横の坂道を
登っていくと神社のある山上へと辿り着くことができました。
途中の山道。
まるで龍を思わせる木に出会います。
この龍木を過ぎてすぐに鳥居が見えてきました。
鳥居の向こうに、もう御社が見えています・・・
鳥居をくぐると空気が澄んでおり、なんだか体が軽くなったような気がします。
誰もいない神域で手を合わせると、この場所以外ではきっと感じることが出来ないであ
ろう不思議な安心感に少しの間浸ることが出来ました。
〝うましまでのみこと〟とは饒速日命の子である〝宇摩志麻遅命〟うましまじのみこと で
あり、物部氏、穂積氏、采女氏らの祖とされる神様とされています。
御神徳は、石をも切り裂く劔の御神徳で「腫物」・「できもの」を治してくださる神
様といわれており、体内の腫瘍、例えばがん等の治療のため多くの方々が御参拝し崇敬
されているようです。
鳥居と小さな御社があるだけの神社なのですが、もう一度行かないといけないような気
がする神社です・・・
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!