― 由加神社本宮 ―
ゆがじんじゃほんぐう
2022年2月15日 16:00 御参拝
御祭神 手置帆負命 たおきほおひのみこと
彦狭知命 ひこさちのみこと
神直日命 かみなおびのみこと
大直日命 おおなおびのみこと
由加大権現 ゆがだいごんげん
岡山県の神社巡り、最後の神社が〝厄除総本山 由加神社本宮〟です。
吉備津神社もそうだったのですが、またもやはじめて御名前を聞く神様がちらほ
らおられます・・・
この神社の存在すら知らなかったのですが、この旅に同行した嫁が選んだ神社です。
彼女は基本的に〝神社〟に行きたいとは思っていないようですが、古いお城や建造物に
興味を持っているようです・・・(今回も付き合ってくれて、感謝です。)
思っていたよりも小さな一の鳥居。
ここから昇る階段の一段々に賽銭箱???があります。
二の鳥居もこじんまりとしています。
少し歩くと、雰囲気が出てまいりました・・・
三十三厄除・・・こちらの神社特有の厄除けでしょうか?
お賽銭箱???は続きます。
三の鳥居でやっと、厄除総本山らしくなってきました。
鳥居の扁額には〝瑜伽大権現〟・・・
〝瑜伽大権現〟とは、備前国瑜伽山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様のよ
うです。
狛犬様はなんとなく異国の雰囲気を感じます。
そして、後ろの大きな建物を見ると有名な神社なんだろうなと思うのでした・・
表参道へ進むのかなと思ったら、こんな境内図がありました。
本殿参拝道の近道は鳥居に進むのではなく、左の厄除け石段方向だと大きな赤い矢印が
描かれています。
見てしまったら従うしかない私達は、左の厄除け石段をのぼりました。
四十二厄除と賽銭箱・・・
のぼりきると、御地蔵様?
お寺のような門の奥に、厄除大不動との看板が・・神仏習合でしょうか?と思ったりし
ながら先へ進みます。
さらに進むと拝観料を払うと入場できる〝客殿宝物館〟があったので、もちろん見てま
いりました。
ここは備前藩主池田候が参拝のおりに宿泊した建物だそうです、円山応挙等が描いた襖
絵や壁画等なかなか見応えがありました。(残念なことに撮影禁止)
そして建物の中から直接、奥の院へと行く事が出来ます。
奥の院へ向かう途中の回廊と、そこから見える景観です・・・
この回廊に嫁は〝こんな場所に来たかったの〟と喜んでおられます。
辿り着いた奥の院です。
ここまでは撮影禁止の場所が続いたので、奥の院もだめなのかなと思ったらどこにも撮
影禁止と書かれていません・・・そして撮ったのがこの一枚です。
不動明王が祀られていますが、その奥に本殿があるようです・・そして御参拝の方法は
二礼二拍手一礼 これこそ神仏習合? 神仏混淆? どちらにしても、この場所に来
ることが出来たことに感謝です。
でも、ここまで仏教色の強い神社は初めてだなと思いつつ、奥の院を下り宝物館を出て
から左手のほうに進むとこんな鳥居が現れました。
???
こらはどう見ても神社への入口?
???
気付くべきでした、この境内図。
私としては、由加神社本宮へと向かったつもりが、隣接する〝由加山蓮台寺〟にお詣り
していたようです。
御本尊 十一面観音菩薩
奈良時代に行基菩薩が阿弥陀如来と薬師如来を〝瑜伽大権現〟としてお祀りしたのが、
この蓮台寺の始まりであり、明治初年の神仏分離令により蓮台寺境内から由加神社が分
離されたようです。
鳥居近くの看板を見ると、お寺と神社がお隣同士対立されているような雰囲気が見受け
たのは気のせいでしょうか?
何かややこしいところに来てしまったのかな?と思いつつ、その鳥居をくぐります。
長くなってしまいましたので、続きは次回に・・・
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!