LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 118話 ―

― 高売布神社 ―

     たかめふじんじゃ

 

2022年2月25日 12:45 御参拝

兵庫県三田市酒井

 

主祭神 下照比売命 したてるひめのみこと

配祀神 天稚比古命 あめのわかひこのみこと

 

兵庫県三田市の神社にお詣りするのは、きっとはじめてだと思います。

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主祭神の下照比売命は、大国主命宗像三女神である多記理毘売命のあいだに産まれた

国津神の女神であり、配偶神が天津神である天稚比古命です。

 

そして兄弟神は阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネノカミ)別名が〝迦毛大御神〟

あまり聞かない御神名ですが、古事記で最初から〝大御神〟と呼ばれているのは〝天照

大御神〟と〝迦毛大御神〟だけとのこと。

だとすると大変ご活躍された重要な神様のようですね、憶えておきましょう・・・

 

手水舎ですが、水はありませんでした。

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拝殿では清々しさを感じました!

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境内社の〝戎神社〟と〝稲荷神社〟。

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雰囲気はとてもいいです・・・

 

拝殿横から本殿に向かって歩いていくと・・・突然あらわれた狛犬様!!

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・・・・・この狛犬様、普通ではありませんよね?

私が知らないだけで、こんな感じの狛犬様があちらこちらの神社に存在しているのでし

ょうか?

拝殿前でなく、本殿の横に鎮座されておりました。


本殿に行きましょう。

一間社流造、檜皮葺?・・・

茅葺(かやぶき)ではなく檜の樹皮を用いて施工する、日本古来の歴史的な手法だそう

です。

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兵庫県宝塚市に〝売布神社〟という有名な神社があります。

こちらは〝高売布神社〟なので、調べてみるとやはり御祭神は〝下照比売命〟。

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こじんまりとした神社ではありますが、清々しさを満喫させていただきました!

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この日のお詣りを縁に、近いうちに宝塚市へ〝下照比売命〟に会いに行こうと思うので

した。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 117話 ―

― 由加神社本宮 ―

    ゆがじんじゃほんぐう

 

2022年2月15日 16:00 御参拝

岡山県倉敷市児島由加山

 

御祭神 手置帆負命 たおきほおひのみこと

    彦狭知命 ひこさちのみこと

    神直日命 かみなおびのみこと

    大直日命 おおなおびのみこと

    由加大権現 ゆがだいごんげん

 

116話の続きです・・・

由加大権現をお祀りする、蓮台寺から同じく由加大権現をお祀りする由加神社本宮へと

向かいます。

この鳥居と狛犬様、なんと備前焼だそうです。

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手水舎です。

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境内にはいると・・・お線香?

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兵庫県高砂市の鹿嶋神社にも、このようなお線香を焚く場所があったのを思いだしま

した。

 

yatutama.hatenablog.com

 

やっと辿り着いた、由加神社本宮です。

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御参拝をすませたら、参拝順路に従って、本宮の左手からぐるりと建物の下を回ってい

きます。

そして現れたのはこちらの獅子です・・・

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そして、白狐の大群・・・

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ここが本宮下部の中心です。

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そして右手の獅子。

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ひと廻りしてから、本殿の左側に向かいます。

・・・これは? 〝たこ神様〟と書かれておりますが、御祭神は海の神である大綿津見

命。

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〝たこ神様〟の奥には、狛狐様と奥に坐しておられる菅原道真公。

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この磐座は、迫力ありました・・・

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きっとこの磐座が元々の信仰の対象だったのかなと、勝手に思ったりしてしまいます。

 

江戸時代頃から、こちらの〝瑜伽大権現〟と香川県の〝金刀比羅大権現〟をお詣りする

ことを〝両まいり〟と呼んでいたようです。

交通の便が良くなかったその頃、金刀比羅宮に行く旅人が本州から四国へ渡る際に由加

神社本宮で旅の安全を祈願しており、その風習をいつしか〝両まいり〟と呼ぶようにな

るのでした。

私たちは、去年の11月に金刀比羅宮へ行ってきましたので、順番は逆ですが〝両まい

り〟を知らない間にしてたようですね。 

 

表参道を降りて行くと、出ていく方向からの鳥居の扁額は〝金刀比羅宮〟と書かれてあ

ります。

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いろいろと不思議な場所〝由加神社本宮〟でありました。

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おかげさまで、楽しく岡山県の日帰り神社巡りを終えることができました。

そして、まだまだ行ってみたい神社が岡山県にはあります・・・考えてみればささやか

な楽しみは尽きることがないのかも知れませんね!

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 116話 ―

― 由加神社本宮 ―

    ゆがじんじゃほんぐう

 

2022年2月15日 16:00 御参拝

岡山県倉敷市児島由加山

 

御祭神 手置帆負命 たおきほおひのみこと

    彦狭知命 ひこさちのみこと

    神直日命 かみなおびのみこと

    大直日命 おおなおびのみこと

    由加大権現 ゆがだいごんげん

 

岡山県の神社巡り、最後の神社が〝厄除総本山 由加神社本宮〟です。

吉備津神社もそうだったのですが、またもやはじめて御名前を聞く神様がちらほ

らおられます・・・

この神社の存在すら知らなかったのですが、この旅に同行した嫁が選んだ神社です。

彼女は基本的に〝神社〟に行きたいとは思っていないようですが、古いお城や建造物に

興味を持っているようです・・・(今回も付き合ってくれて、感謝です。)

 

思っていたよりも小さな一の鳥居。

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ここから昇る階段の一段々に賽銭箱???があります。

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二の鳥居もこじんまりとしています。

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少し歩くと、雰囲気が出てまいりました・・・

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三十三厄除・・・こちらの神社特有の厄除けでしょうか?

お賽銭箱???は続きます。

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三の鳥居でやっと、厄除総本山らしくなってきました。

鳥居の扁額には〝瑜伽大権現〟・・・

瑜伽大権現〟とは、備前国瑜伽山山岳信仰修験道が融合した神仏習合の神様のよ

うです。

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狛犬様はなんとなく異国の雰囲気を感じます。

そして、後ろの大きな建物を見ると有名な神社なんだろうなと思うのでした・・

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表参道へ進むのかなと思ったら、こんな境内図がありました。

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本殿参拝道の近道は鳥居に進むのではなく、左の厄除け石段方向だと大きな赤い矢印が

描かれています。

見てしまったら従うしかない私達は、左の厄除け石段をのぼりました。

四十二厄除と賽銭箱・・・

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のぼりきると、御地蔵様?

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お寺のような門の奥に、厄除大不動との看板が・・神仏習合でしょうか?と思ったりし

ながら先へ進みます。

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さらに進むと拝観料を払うと入場できる〝客殿宝物館〟があったので、もちろん見てま

いりました。

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ここは備前藩主池田候が参拝のおりに宿泊した建物だそうです、円山応挙等が描いた襖

絵や壁画等なかなか見応えがありました。(残念なことに撮影禁止)

 

そして建物の中から直接、奥の院へと行く事が出来ます。

奥の院へ向かう途中の回廊と、そこから見える景観です・・・

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この回廊に嫁は〝こんな場所に来たかったの〟と喜んでおられます。

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辿り着いた奥の院です。

ここまでは撮影禁止の場所が続いたので、奥の院もだめなのかなと思ったらどこにも撮

影禁止と書かれていません・・・そして撮ったのがこの一枚です。

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不動明王が祀られていますが、その奥に本殿があるようです・・そして御参拝の方法は

二礼二拍手一礼  これこそ神仏習合? 神仏混淆? どちらにしても、この場所に来

ることが出来たことに感謝です。

 

でも、ここまで仏教色の強い神社は初めてだなと思いつつ、奥の院を下り宝物館を出て

から左手のほうに進むとこんな鳥居が現れました。

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???

こらはどう見ても神社への入口?

???

気付くべきでした、この境内図。

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由加山蓮台寺境内図〟となっているではないですか!

私としては、由加神社本宮へと向かったつもりが、隣接する〝由加山蓮台寺〟にお詣り

していたようです。

 

— 別格本山 瑜伽山 蓮台寺 ―

真言宗御室派

御本尊 十一面観音菩薩

奈良時代行基菩薩が阿弥陀如来薬師如来を〝瑜伽大権現〟としてお祀りしたのが、

この蓮台寺の始まりであり、明治初年の神仏分離令により蓮台寺境内から由加神社が分

離されたようです。

 

鳥居近くの看板を見ると、お寺と神社がお隣同士対立されているような雰囲気が見受け

たのは気のせいでしょうか?

 

何かややこしいところに来てしまったのかな?と思いつつ、その鳥居をくぐります。

長くなってしまいましたので、続きは次回に・・・

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 115話 ―

― 吉備津神社 ―

     きびつじんじゃ

 

2022年2月15日 13:30 御参拝

岡山県岡山市北区吉備津

 

主祭神 大吉備津彦命 おおきびつひこのみこと

相殿神 大日本根子彦太瓊命 おおやまとねこひこふとにのみこと

    細比売命 くわしひめのみこと

    稚武吉備津彦命 わかたけきびつひこのみこと

 

〝石上布都魂神社〟の次に向かったのが、備中国一宮である〝吉備津神社〟本来は吉備

国の総鎮守の神社であったことから、三備一宮とも呼ばれているようです。

 

大吉備津彦命以外、初めて御名前を聞く神様がお祀りされております・・・

 

広い駐車場に車を停めて、まず目に入ったのがこちらの手水舎。

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主祭神である大吉備津彦命は第七代考霊天皇の息子であり、あの卑弥呼ともいわれてい

る大倭迹々日百襲比賣命の弟とされ、古代吉備地方の統治者であった鬼神〝温羅〟を退

治されたとの伝承から、鬼退治で有名な日本昔話〝桃太郎〟のモデルとなった神様とい

われています。

 

—温羅の伝承—

伝承によると、温羅は異国から飛来して吉備に至り、製鉄技術を吉備地域へもたらして

鬼ノ城を拠点として一帯を支配したといわれています。

吉備の人々は都へ出向いて窮状を訴えたが、温羅はヤマト王権が派遣した武将から逃げ

おおせて倒せなかった。

このため崇神天皇は孝霊天王の子で四道将軍の一人の五十狭芹彦命(吉備津彦命)を派

遣した。

討伐に際し、五十狭芹彦命は現在の吉備津神社の地に本陣を構えた。温羅に対して矢を

1本ずつ射たが温羅はその都度石を投げて撃ち落とした。そこで命が2本同時に射たと

ころ、1本は撃ち落とされたが、もう1本は温羅の左目を射抜いた。すると温羅は雉に

化けて逃げたので、五十狭芹彦命は鷹に化けて追った。さらに温羅は鯉に身を変えて逃

げたので、五十狭芹彦命は鵜に変化してついに捕えてたところ温羅は降参し〝吉備冠

者〟の名を五十狭芹彦命に献上した。これにより五十狭芹彦命は吉備津彦命と呼ばれる

ようになるのでした。

 

手水舎で身を清めたら、国宝である拝殿・本殿へ向かいます。

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北隋神門・・・国の重要文化財です。

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隋神門から見上げました・・いい雰囲気です。

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やはり三備一宮、平日ではありますが御参拝される方々が次々とやって来られます・・

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そして本殿です。

こんな大きくて、美しく迫力のある本殿は見たことがありません・・・

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現在の社殿は、度重なる火災を経て明徳元年(1390年)、後光厳天皇からの勅命を

受けた足利義光によって再興されました。

 

出雲大社にはまだ行ったことはありませんが、本殿の大きさは出雲大社の2倍くらいあ

るようです!

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一童社・・・お祀りされている神様は、学問と芸術の守護神である菅原道真公と天鈿女

神。

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そしてここから〝吉備津神社〟で本殿の次に有名なんだろうなと思われる、回廊に向か

います。

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先が見えません・・・

回廊の途中に、吉備津えびす宮がありました。

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えびす宮から回廊を振り返ると・・こんな感じ。

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そしてまた途中にあります岩山宮、吉備国の地主神である、建日方別神を祀っておりま

す。

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途中にこんな塔もありました・・・

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この塔の裏にあったのが、この小さな洞穴でしたが、中には何もありませんでした。

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左から〝春日宮〟 〝大神宮〟 〝八幡宮〟。

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そして回廊の果てにあったのがこちらの神社です。

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こちらが本殿です。

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もともとは吉備津彦命の父君孝霊天皇をお祀りしていましたが、明治末年に新宮社と内

宮社を合併されたので、現在は吉備津武命や百田弓矢姫命をあわせて合祀されているよ

うです・・・

最後に愛嬌のある神馬です・・・

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境内の広さと本殿はとても見応えのある神社でしたが、広すぎて何か見逃しているよう

な気がしてやみません・・・

 

そしてこれから、この日最後の神社???に向かいます。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 114話 ―

― 石上布都魂神社 ―

 いそのかみふつみたまじんじゃ

 

2022年2月15日 10:45 御参拝

岡山県赤磐市石上

 

主祭神 素戔嗚命 すさのおのみこと

 

日帰りで岡山県へ神社巡りに行ってきました。

まず最初に足を運んだ神社は、備前国一宮 式内社 である石上布都魂神社です。

           通称 お神社様 ・・・だそうです。

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ここで車を降りて、鳥居で一礼・・・そして車に乗り込み先へ進みます。

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そしてここでも車を降りて、二の鳥居で一礼・・・また車に乗るのでした。

 

そして辿り着いた駐車場に車を停めてあたりを見渡すと、表参道と書かれた小さな看板

がありました。

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坂道をのぼります・・・先は長いような予感。

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いい運動をさせていただき、辿り着きました。

 

まずは手水舎にて、両手と口を清めます。

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狛犬様・・・なかなかの強面です。

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それもそのはず、こちらの神社の御祭神、今は素戔嗚命となってはいますが明治時代ま

では素戔嗚命が八岐大蛇を退治した剣〝布都御魂〟と伝えられています。

 

・・・ということは日本神話で〝十握剣〟と呼ばれている剣と同じなのかな?

 

布都御魂〟と言えば、神武天皇が熊野で賊の毒気にあたって全軍が壊滅状態に陥った

時に高天原から降ろされた剣であります。

その剣の不思議な起死回生の力によって神武天皇の一行は蘇り、賊も退散。神武天皇

無事大和を平定されました。

そして、神武天皇はこの剣を称えられ、物部氏の遠祖である宇摩志麻治命に命じ、宮中

においてお祀りされることになったようです。

 

今年に入ってから二度御参拝させていただきました、可美真手命神社の御祭神である

宇摩志麻治命がここで登場されました。

 

 

yatutama.hatenablog.com

yatutama.hatenablog.com

 

拝殿です。

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本殿も威厳を感じます。

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ここから本宮へ向かいます。

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約10分・・・

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道途中に???の命様がおられます。

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結構険しい参道でありましたが、辿り着きました本宮の鳥居。

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あれっ?

階段しか見えていません・・・

 

休み休みしながら登りきり、そして振り返りました。(膝がガクガク)

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本宮です。

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そして、禁足地である磐座です・・・

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本宮へお詣り後、途中での景色です。この景色は昔からかわっていないのかな?思うの

でした。

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険しい山道を下り、休憩がてら本殿を眺めているといつも神社で見ている菊花紋に違和

感を感じました・・・

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いつもの十六菊花紋?と思いきやこちらの紋章、数えたら二十四の花弁があるではない

ですか!

調べてみるとこれは〝二十四日輪紋〟と呼ばれているようです・・・が、何を意味する

紋章なのかはわかりませんでした・・・

 

拝殿右側に〝二十四日輪紋〟

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拝殿左側には〝五三の桐紋〟   そして、宮司様が物部姓・・・

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何か特別なものを感じます。

 

また奈良県天理市の〝石上神宮〟の社伝には素戔嗚尊が八岐大蛇を斬ったときの〝十握

剣〟が石上布都魂神社から遷されたと伝えられているようですね。

 

由緒によると、もともとの御神体は本宮の磐座であると書かれています。

崇神天皇の時代に素戔嗚尊の剣が〝石上神宮〟に移されたとされてますので、その以前

に〝布都御魂〟または〝十握剣〟がまずこちらの神社に奉納されたのでしょう。

 

何かの縁を感じながら御参拝させて頂き、とても楽しい時間を過ごすことが出来まし

た。

 

・・・次の神社へ向かいます。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 113話 ―

― 赤羽神社 ― 

      あかばじんじゃ

 

2022年1月30日 14:30 御参拝

兵庫県神戸市西区伊川谷町潤和

 

主祭神 天羽赤玉命 あめのはあかるたまのみこと

 

配祀神 伊弉諾命 いざなぎのみこと

    軻遇突知命 かぐつちのみこと

    大日靈貴命 おおひるめむちのみこと

 

〝天羽赤玉命〟 初めて聞く神様です・・・

 

御由緒

主祭神の天羽赤玉命とは高魂命(高御産巣日神・・別天津神造化三神の一柱の神)の

孫とも伝えられ、玉造連・玉祖連の遠祖と仰がれる。

天明玉命、天豊玉命、玉祖命、天櫛明玉命はこの神の別名といわれる。

天照大神が天岩戸にお隠れの時、八坂瓊之五百筒御統曲玉(三種の神器・・八尺瓊勾

玉)を造り大神を慰めたといわれる。

また一説では、天羽赤玉命を垂仁天皇の時代に渡来した新羅王子・天日槍の神宝〝羽赤

玉〟と考え、赤羽神社の名前が起こったとされ、また赤羽神社に関連して明石郡の名が

起こったとされています。

 

廻りを見渡しても、鳥居がありませんでした。

住宅地の中にある神社なので、どこかとんでもないところに鳥居があるのかも知れませ

ん。

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参道の途中には立派な石造りの由緒書きがあります。

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この門、バランスとれてないですよね?

上部の瓦には、十六菊花紋が並んでいました・・・

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神社内では感じなかったのですが、後で見返すと強面の狛犬様です。

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新しく見える拝殿にて、御参拝。

明日は旧正月、無事に過ぎた一年に感謝・・・

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本殿です。

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こんな小さな祠がありました。どんな神様が祀られているのでしょうか?

そして中を覗くと亀の甲羅に見えたのですが、手に取ることも出来ないので正体は不明

です。

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境内社

何となく暗く見えたので御参拝するのを一瞬ためらってしまったのですが勇気をもって

鳥居をくぐります・・・

どちらの神様がお祀りされているのかわかりませんでしたが、神様はとてもやさしく迎

えてくださったように感じました。

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御朱印を頂こうとあたりを見渡すと、社務所らしき建物はありましたが人がいる気配も

なく調べてみると同じ神戸市西区内の〝惣社〟という神社の社務所にて統括されている

ようです。

この〝惣社〟という神社は〝可美真手命神社〟と同じく延喜式神名帳物部神社に比例

される神社だそうです。

だとしたら、近いうちにその〝惣社〟へ御参りしなければと思うのでした。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 112話 ―

― 可美真手命神社 ― (再)

  うましまでのみことじんじゃ

 

2022年1月30日 13:35 御参拝

兵庫県神戸市西区押部谷町細田

 

御祭神 可美真手命 うましまでのみこと

 

前回、御参拝した時の心地よさが忘れられなくて再度足を運ぶこととなりました。

 

 

まずは、可美真手命神社のある宮山から移遷されたとされる住吉神社へ向かいます。

 

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住吉神社と可美真手命神社の間にある明石川を渡るとなんだか禊を行なったような気分

になりました・・・

 

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神功皇后垂仁天皇の御世、熊襲ならびに新羅御征伐に赴かれる折、今の当神社の場所

に足を留められました。

その時、皇后の胎内に皇子を御懐妊されていましたので川の流れる水で清め、

 

   〝皇子真に神の子ならば、事畢りて還る後筑紫にて生ませ給え〟

 

と神に祈られ、岩を砕いて帯の間にはさまれて征途につかれました。

そして新羅より帰途の筑紫にて皇子を出産された言い伝えがあります。

 

この岩が、その神功皇后の安産岩〝産之磐〟と言われているようです。

 

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川を渡り神社へと向う途中にこんな石碑があるのに気付きました。

 

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この坂道を登ると、山道になります。

 

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一瞬で鬱蒼とした山道に・・・

 

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龍のように曲がりくねった木は健在です。

 

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もうそろそろかな?と思いながらも突然に現れる鳥居。

 

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鳥居で一礼をしてから神域へと入ります。

 

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すっと神域へと入れました。

 

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御祭神である可美真手命とは、古事記では宇摩志麻治命と言い饒速日命と登美夜毘売と

の間に産まれた子であります。

 

饒速日命とは天孫族であるとか、または出雲王朝の子孫であるとか、とにかく謎の多い

神様であり、別名が 〝天照国照彦火明櫛玉饒速日命〟 その名に天と国を照らすとな

っていますので歴史上とても重要な神様なのだろうなと思います。

 

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やっぱりこの場所は何故か心地いいです!

 

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だけど、少し早足でここまで来たので息も整えずあっという間に御参拝を終えてしま

い、何だか中途半端な気持ちでこの場所を去るのでした・・・

 

焦ることはないのだから、ゆっくり時間をかけて落ち着いてから静かに御参拝をすれば

いいのにと思うのですが、何故か今日はそれが出来ませんでした。

 

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でも、またいつか再び御参拝させていただけたらと思います。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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