LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 147話 ―

― 白峯神宮 ―

    しらみねじんぐう

 

2022年10月26日 14:45 御参拝

京都府京都市上京区今出川通堀川東飛鳥井町261

 

主祭神  崇徳天皇 すとくてんのう

     淳仁天皇 じゅんにんてんのう

 

神宮を名乗る神社は全国で24社しかなく、おもに皇室に関係のある神社または歴史と

由緒のある神社のみにつけられた社号になります。

そんな社号を持つ〝白峯神宮〟に行って参りました・・・

 

由緒です。

 

 

二柱の天皇をお祀りしていますので、当然のごとく十六葉八重表菊、菊の御紋が見えま

すね。

 

向って右に〝左近乃櫻〟そして左に〝右近乃橘〟。

平安宮内裏の紫宸殿の前庭に植えられている橘と桜を倣ったものでしょうか?

右近乃橘

左近乃櫻

そして狛犬

 

 

拝殿です。

 

こちらが、本殿。


御祭神の〝崇徳天皇〟と〝淳仁天皇〟どちらの天皇も薄幸の人としての生を送ったよう

です・・・

 

崇徳天皇保元の乱で敗れ讃岐に配流となり、その後は仏教に深く傾倒したようです。

五部大乗経の写本作りに専念し、戦死者の供養と反省の証として完成した写本を京の寺

に納めてほしいと朝廷に差し出すのですが、後白河院は〝呪詛が込められているので

は?〟と写本を送り返します。

この行いに激怒した崇徳天皇は舌を噛み切り写本に〝日本国の大魔縁となり、皇を取っ

て民とし、民を皇となさん〟それから〝この経を魔道に回向す〟と血で書き込み崩御

るまで爪や髪を伸ばしつづけて夜叉のような姿となり、その後天狗となっていったとの

言い伝えが残されています。

 

後に後白河院に近い人々が相次いで死去、そして大事件の続発などから、崇徳天皇の怨

霊によるものに違いないと、崇徳天皇の御霊を鎮魂するために祀り、そして神格化され

ていくのです。

 

淳仁天皇は、権力争いの中で現役の天皇が廃位にされて淡路国流罪となり〝淡路廃

帝〟と呼ばれるほどに悲しい人生を送ったとされています。

 

後に明治天皇が、崇徳天皇の魂を鎮めるべく〝白峯神宮〟を造営。

その後、淡路廃帝の御霊も〝白峯神宮〟に移され1870年に正式に天皇の名が与えら

淡路廃帝から〝淳仁天皇〟となるのでした。

 

こちらは2020年1月19日に訪れた、兵庫県南あわじ市賀集にある〝淳仁天皇陵〟

です。

 

 

ブログを始めるきっかけとなった夢を見る少し前に、訪れていました。

 

境内社である〝潜龍社〟

右手に見える、龍は笑い龍と呼ばれております。

 

伴緒社・・・源為義 源為朝をお祀りしています。


地主社・・・精大明神をお祀りし、球技やスポーツ全般の守護神だそうです。

 

 

日本三大怨霊とされた〝崇徳天皇〟と、淡路廃帝と呼ばれる〝淳仁天皇〟をお祀りする

白峯神宮〟でした。

 

 

・・・意味深なものを感じさせる〝白峯神宮〟です。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!