LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 133話 ―

― 邇保姫神社  ―

       にほひめじんじゃ

 

2022年5月10日 11:00 御参拝

広島県広島市南区西本浦町

御祭神  爾保都比売神 にほつひめのかみ

     帯中津日子神 たらしなかつひこのかみ

     息長帯比賣神 おきながたらしひめのかみ

     品陀和氣神 ほむだわけのかみ

 

主祭神である〝爾保都比売神〟初めて耳にする神様なので調べてみました。

播磨国風土記〟に登場する女神。〝丹生都比売神〟と同神と考えられている。〝国堅

大神=大国主神〟の子神とされる。神功皇后三韓征伐の折、播磨国で戦勝を祈ったと

ころ、播磨国造であった〝石坂比売〟を通じて爾保都比売命より、自分をよく祀れば

丹波(になみ)〟によって新羅を平定できると託宣があり、赤土を授けたという。神

功皇后はこれを〝天之逆桙(あまのさかほこ)〟に塗り、船の前後に立て、服を染めて

海水をかき濁らせながら海を渡ったところ、魚にも鳥にも遮られずに渡ることができ、

新羅の平定に成功したという。

この後爾保都比売命は紀伊国の管川(つつかわ)の藤代の峯に祀られたとされるが、こ

の管川とは現在の和歌山県伊都郡高野町にある〝筒香(つつか)〟のことだと考えられ

ており、筒香の東の峰には和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野にある式内社〝丹生都比売

神社〟の旧鎮座地があったと考えられている。

 

・・・ということは、古来この地は〝丹〟すなわち、朱砂の産地だったのか?

 

一の鳥居の狛犬様。

 

 

久し振りに見た両部鳥居です。

 

こちらは十二支を纏ろう燈籠、よく見ると龍に紛れて亀さんや獅子でしょうか?十二支

以外にもいろいろと彫られています、すごいですね!

 

階段を上り、まずは手水舎にて身を清めます・・・

この手水舎は、この神社で唯一残っている被爆建造物です。

 

拝殿前の狛犬様はきりりとしておられました。

 

 

拝殿。

 

何だか明るく開放的な気を感じながら、御参拝させていただきました。

 

御由緒

社伝によれば、神功皇后三韓征伐の帰途に当地で一泊し、霊験のあった爾保都比売神

を鎮祭した。翌日出発する際に邪気祓いとして放った矢が現在地の山に当たったので、

その矢を御神体として仁保島(現在の黄金山)の鎮守としたのが神社の始まりであると

いう・・・

かつてこの地は、広島湾に浮かぶ小島であったそうです。

 

十二支の彫物。


境内社へと向かいます・・・

 

氏室社、御祭神は大穴牟遅神

 

御祭神はわかりませんでした・・

 

稲荷社・・


神社参拝に行くと、必ずといっていいほど境内社に稲荷神社がお祀りされているように思い

ます。

秦氏氏神であり、弘法大師空海がひろめた真言密教の守護神でもある稲荷神は何故こ

んなにも多くお祀りされているのか不思議でなりません。

単純に御利益が五穀豊穣や商売繁盛とわかりやすい現世利益だったからなのでしょう

か?

 

実は私、稲荷神社が苦手でどうしてもお詣りできなかった時期がありました。

理由はよくわからないのですが、幼心に狛狐さんのとがった目が怖かったのは間違いな

いと思います。

それも今となっては昔話で、どこの神社に行っても普通にお詣りさせていただけるよう

になりました。

 

こちらの邇保姫神社を中心にしたレイラインが描かれている銀板、どこかで見たような

気がします・・・

 

淡路国一宮 伊弉諾神宮で見たこの石碑ですね。

f:id:yatutama:20210124162308j:plain

 

ある一定のライン上に聖地が点在するという説が数多くあるようですが、実のところど

のような意図があるのでしょうか?

歴史のロマンを感じるだけに、とても興味深いです。

 

宮島の弥山に登れなかったのが心残りではありましたが、この邇保姫神社を最後にして

広島を後にするのでした。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!