LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 141話 ―

― 平等院 ―

    びょうどういん

 

2022年10月25日 11:00 御参拝

京都府宇治市宇治蓮華116

 

御本尊  阿弥陀如来 あみだにょらい

 

平等院に訪れたのはいつ以来なのか?

幼い頃に行ったことがあるような気がするのですが、あまりにも有名な寺院なので行っ

たつもりになっているのかも知れない、そんな薄っすらとした記憶しか残っていないの

は、もう憶え続けることをあきらめた年齢のせいなのでしょう。

 

世界遺産平等院 鳳凰堂〟・・・さすがに美しい!

 

 

 

 

平安時代藤原氏全盛時に藤原頼通より開かれた寺院であります。

御釈迦様入滅から約1500年を迎えた末法の時代に、藤原頼通はどんな想いでこの寺

院を建てられたのでしょう?

 

平等院鳳凰堂の内部を拝観させていただいたのですが残念ながら撮影は不可なので画像

はありません。

大きく煌びやかな阿弥陀如来坐像を中心にたくさんの雲中供養菩薩像が壁面に飛翔され

ており、壁や扉には歴史を感じさせる仏画が描かれています。

 

 

不動明王もおられました。


阿弥陀仏が御本尊なのですが、平安時代の本堂には大日如来が安置され他にも密教系の

仏像を安置する堂塔が立ち並んでいたようです。

鳳凰堂の阿弥陀仏像の印相は定印というらしく、これも密教における両界曼荼羅の阿弥

如来の結ぶ印なんだとか・・・

 

六角堂

明治時代に行われた鳳凰堂の翼廊の修理の際にでた廃材を利用して建てられたものです。

 

鳳凰堂を拝観した後は、さらっと境内をひと廻り。

 

鳳翔館という近代的な建築物があり、内部には梵鐘、鳳凰一対、雲中供養菩薩像26躯

のほか、十一面観音立像等の宝物が展示されております。

 

写真撮影は禁止!

 

 

最初に足を踏み入れたのはこの南門からでした・・・

 




平安時代に政治の実権を握った藤原氏の別荘であった〝宇治殿〟を藤原道長が寺院に改

めたようです。

末法思想と世の乱れ、そして飢饉と天災が重なり極楽往生を願う人々の切なる願いがこ

のような美しい建築物と空間を造形したのでしょうか?

 

いまだ青空に映える鳳凰はその時代を見ていたのですね。

 



本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!