— 龍 ―
去年秋の京都旅行では神社巡りともう一つの目的があり、それは〝龍〟の御姿を拝見す
ることなのでした。
まず初めに訪れた場所は・・・
― 東福寺 ―
とうふくじ
2022年10月25日 15:30 御参拝
山号 慧日山
宗派 臨済宗東福寺派
御本尊 釈迦如来
国宝の三門です。
立派ですね!
こちらが本堂です。
摂政九条道家が、奈良における最大の寺院である東大寺に比べ、また奈良で盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で、〝東〟と〝福〟の字を取り、京都最大の大伽藍を造営したのが慧日山東福寺です。
そして本堂を覗いてみると、御本尊である釈迦如来像の上に〝龍神〟がおられました。
この迫力は、なかなかのものです・・・
次に向かった先は・・・
― 龍安寺 ―
りゅうあんじ
2022年10月26日 13:00 御参拝
山号 大雲山
宗派 臨済宗妙心寺派
御本尊 釈迦如来
この雰囲気漂う山門をくぐり次なる〝龍〟へと向かいます。
鏡容池・・・この画像で見える池の中心に大弁財尊天がお祀りされていたようなのです
が、木々の枝により隠されてしまい気付かないまま、御参拝出来ませんでした。
石庭です。 ・・・美しいですね。
この石庭には15個の石が配置されているのですが、どの角度から見ても一度に15個
の石は見ることが出来ないという不思議な石の配置となっています。
そしてこちらで出会った〝龍〟とは・・・
襖絵の〝龍〟でした。
先程の東福寺の龍は三本爪でしたが、こちら龍安寺の龍は四本爪ですね。
古の〝龍〟といった感じですか?
この龍安寺は細川勝元が宝徳2年(1450年)に徳大寺家の別荘を譲り受けて建立し
た寺院であり、世界文化遺産となっております。
水と木々と岩が調和された庭園が素晴らしかったです・・・
足早に次の寺院へと向かいます。
― 大徳寺 ―
だいとくじ
2022年10月26日 14:00 御参拝
山号 龍寶山
宗派 臨済宗大徳寺派
御本尊 釈迦如来
こちらの門から入りました。
勅使門。
二層の山門で、金毛閣と呼ばれています。
そしてこちらの仏殿には、御本尊である釈迦如来像と天井には〝龍〟が描かれていると
思っていました。
古い天井画で色褪せてしまい何が描かれているのかわかりませんね、でもきっと龍が描
かれているのだと思っていたのですが、どうも違ったみたい・・・
どうも法堂の方に、狩野探幽が35歳の時に仕上げた雲龍図が描かれているようで、そ
の法堂で手を叩くと敷き瓦に共鳴して、龍が鳴いているように聞こえるので〝鳴き龍〟
と呼ばれているそうです。
神社巡りと龍巡り。
少し欲張って焦りすぎたかな? 残念ですが・・・
こちらは大徳寺の〝いぶき〟です。
失敗もありますが、まだ京都の旅は明日へと続くのでした。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!