LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 131話 ―

― 鶴羽根神社  ―

     つるはねじんじゃ

 

2022年5月10日 10:00 御参拝

広島県広島市東区二葉

御祭神  品陀和気命 ほむだわけのみこと・・第15代天皇 応神天皇

     息長帯日売命 おきながたらしひめのみこと・・第14代皇后 神功皇后

     帯中津日子命 たらしなかつひこのみこと・・第14代天皇 仲哀天皇

     伊邪那岐命 いざなぎのみこと

     伊邪那美命 いざなみのみこと

 

〝鶴羽根神社〟という名前が美しく思え訪れたのですが、行ってみると武運の神である

八幡神をお祀りする神社でありました。

広島東部の総氏神だそうです・・・

 

鳥居の向こうに見える太鼓橋が、神域との境界を感じさせてくれます。

 

手水舎。

 

この手水舎には、こんな由来がありました。

手水舎だけでなく、石鳥居・石ノ太鼓橋・唐獅子・石灯篭も当時のままの残っていると

のこと・・・唐獅子とは狛犬様のことでしょうか?

 

狛犬様。

 

 

最後の鳥居は、新しく建てられたもののように見えました。

 

平安時代末期の武将 源頼政の側室である、菖蒲の前(あやめのまえ)の遺志によって

創建された神社だそうです。

当初は椎木八幡宮と称されていたようですが、明治元年に神社背裏の山形が鶴の羽根を

広げた姿に似ているところから社名を、鶴羽根八幡宮と改め、同5年に鶴羽根神社と改

称されました。

 

拝殿です。

 

二礼二拍手一拝にて御参拝・・・

 

鶴羽根神社背後の二葉山には、二葉山山麓七福神巡りという神社仏閣を巡る御参りがあ

り、ここ鶴羽根神社は七福神である弁財天を境内にお祀りしています。

鳥居をくぐるとすぐに太鼓橋があったのは、ひょとして弁財天をお祀りされていること

と何か関係があるのかも?

 

そして、椎木稲荷神社・・・創建は遠く不詳ですが朝櫻神社と称していた境内社と、地

主神を併せ祀られております。

 

 

鶴羽根神社創建の遺志を残した菖蒲の前(あやめのまえ)とは源頼政の側室であり、そ

して源頼政とは、平家物語のなかで鵺(ぬえ)と呼ばれる怪物を退治したとされる武将

です。

源平合戦の中に生きた菖蒲の前は尼僧となり名を西妙と改め、弔いの日々を過ごしてお

りましたが、ある時死期を予感した西妙は辞世の歌を詠まれました。

〝定めなき 世をうき事に 見かぎりて 菩提の道に 入るぞ嬉しき〟

〝すみはてぬ 世を秋風の 身となれば 消ゆる間をまつ 山かげの霜〟

・・・私にはなんとも悲しい歌に思えました。

 

菖蒲の前はお亡くなりになった後に、小倉大明神として祀られることになり、現在も小

倉神社として祀られているようです。

 

御朱印を頂こうと社務所に行くと人がおらず、一度はあきらめたのですが数時間後に再

来し無事御朱印を頂くことができました。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!