― 伊和志津神社 ―
いわしづじんじゃ
2021年6月5日 14:30 御参拝
御祭神 須佐之男命 すさのおのみこと
式内の大社として、延喜式神名帳にも記載されている〝伊和志津神社〟に行って来まし
た。
駐車場からの一の鳥居・・・東側の鳥居。
二の鳥居。
その昔は〝伊和志豆神社〟だったのですね。下の碑は明治27年建立なのでそれ以降に〝伊和志津神社〟となったようです。
南側の鳥居です。 石燈籠の並びがいいですね。
紫陽花を浮かべ飾られた手水舎・・・きれいです。
狛犬様・・・この顔つきは初めてかも知れません。
拝殿・・・ここにいると落ち着きます。
宝塚水天宮・・・81代安徳天皇をお祀りしています。
安産と子供の成長そして水の神・商売の神として祈願する方々が多く参拝されるそうで
す。
安徳天皇は、高倉天皇の第一皇子で母は平清盛の娘である徳子、壇ノ浦の戦いで崩御さ
愛宕社・・・火の神である加具土命をお祀りしています。
遥拝所・・・伊勢神宮など遠くにある神社を遥拝するための社となっています。
遥拝所の向かう場所は伊勢神宮のみと思っていました。
〝伊和〟というフレーズが気になります。
廣田神社の境内社に同名の〝伊和志豆神社〟がお祀りされていますが、御祭神は〝伊和
志豆之大神〟一説によれば、〝彦坐命〟(ひこいますのみこと)を祀るといわれている。
〝彦坐命〟とは、崇神天皇の異母兄弟にあたります。
そして、古史料では〝鰯津神社〟と記し〝伊和志豆社〟との表記はないそうです。
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こんな言い伝えがあります。
戦国武将 加藤清正が朝鮮出征のときに虎を生け捕りにして連れて帰りました。しかし
豊臣秀吉のいる大阪城では危険で虎を飼うことが出来ません。そこで広い境内を持つ当
神社の薮で飼うことになったといわれています。
虎は肉食なので餌として犬を与えたところ、その犬が猟犬で虎に咬みついてしまいまし
た。大切な預かりものの虎ですから大変です。
村の役人が大阪の奉行所に相談すると〝犬に咬まれるような虎など、すてておけ〟とい
うことになり、なんのお咎めもなかったということです。 よかった。
私が滞在させていただいている間、御参拝する方々が途切れることはなかったと思いま
す。
境内の中は、清々しく澄んだ気が満ちているように感じました。
〝須佐之男命〟をお祀りする宝塚の〝伊和志津神社〟でした。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!