― 阿波一宮大麻比古神社 ―
おおあさひこじんじゃ
2019年4月9日 10:30 御参拝
徳島県は遠いのですが、過去に2度も御参拝しています。
大きな赤い鳥居が迎えてくれました。
結構長い参道です。(二の鳥居が見えていない)
次に赤い橋を渡り・・・
この画像は、2018年11月15日に撮ったものです。
二の鳥居をくぐって見えてきたのが、御神木の大楠 樹齢は千年以上。 すごいです!
この画像も、2018年11月15日に撮ったものです。
拝殿です、結婚式ですね。
2018年11月15日に御参拝した時も結婚式に遭遇しました。
阿波国の一宮だけあって、結婚式が多いのでしょう。
大麻比古大神とは天岩戸神話に登場する、天太玉命(あめのふとだまのみこと)のことを指すようです。
新しい天皇が皇位継承に際して行う大嘗祭では、阿波(徳島)の麻織物〝麁服 あらたえ〟と三河(愛知)の絹織物〝繪服 にぎたえ〟が神坐に祭られます。
織物は神がひょう依するより代となり、五穀豊穣を祈るそうです。
―〝麁服 あらたえ〟は氏族〝阿波忌部〟が織った大麻の織物を指します。
狛犬様です。
お顔が狛犬様には見えません
第一次世界大戦時 この神社近くの坂東俘虜収容所に捕虜としてドイツ兵約千人が収容されていました。
そのドイツ兵が祖国を偲びながらも記念のために境内に池を掘りメガネ橋を建設したのだそうです。
この収容所 捕虜とは名ばかりのようで、多数の運動施設・酪農場を含む農園などが収容所にはあり。捕虜の多くは志願兵となった元民間人で、彼らはそれぞれの職人としての技術を生かし近隣住民との経済活動も行っていたようです。
文化活動も盛んで、収容所内のオーケストラは高い評価を受けており、ベートーヴェン
の交響曲第九番が日本で初めて全曲演奏されたのも、坂東俘虜収容所だったようです。
やむを得ず戦争と言う大きなうねりに飲み込まれても、ここにいた人達は人として生きていけたのでしょうね。
エメラルドグリーンの池。
境内は広く、摂社も数多くありました。
〝ふくろう〟
栃木県の鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)では、祭神が天日鷲命となっておりフクロウの神社として信仰を集めているとのこと。
ここ大麻比古神社にもありますよ。
フクロウのモニュメント。 クロスにも見えますね・・・