LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 51話 ―

― 石戸神社 ―

     いしどじんじゃ

2019年9月8日 16:00 御参拝

兵庫県神戸市西区

主祭神 素戔嗚尊 すさのおのみこと

 

神戸市西区に流れる伊川のほとりにある、小さな神社です。

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自然に囲まれた静かな神社。

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浄瑠璃などで有名なお話〝石堂丸物語〟知っていますか?

私は知りませんでした・・・が、この神社と関わりがあるんです。

少し長くなるのですが、興味がある方はどうぞ・・・

 
 崇徳(すとく)天皇の時代(1123-41)筑前守護職加藤兵衛尉繁昌(ひょうえのじょうしげまさ)は、香椎(かしい)の宮に世嗣出産の願をかけ男児を得たのが繁氏である。繁氏17歳の時家臣原田種正の娘桂子を妻とした。19歳のときに父を失う。
 繁氏は仁平(にんぺい)元年(1151)花見の帰途雨に遭い、朽木尚光(くちきなおみつ)の家に雨宿りをし、その縁で娘千里(ちさと)を妾としたが、本妻桂子の嫉妬はげしく千里を亡きものにしようとした。繁氏は人の世の憂きことを嘆き、俗世を離れ仏門に入るべく高野山に登り、覚心上人によって得度(とくど)し苅萱道心と名乗った。国の千里は繁氏の後を追ったが、播磨国太山寺(はりまのくにだいさんじ=現在の神戸市西区)に身を寄せ、石童丸を生み14年間そこに滞在した。
 石童丸14歳の時、父繁氏が出家して高野山にいるとの話を伝え聞き、母と一緒に高野山をたずねたが女人禁制で母は登れずやむなく一人で登り苅萱道心にあう。しかし父は一度恩愛のきずなを断ち出家した身であり、親を名乗らず子を帰らせる。石童丸は麓の宿に帰る。永万(えいまん)元年(1165)母は病のために死ぬ。
 石童丸は再び山に登り母の死を伝える。父は出家の身である事を考え、石童丸を弟子として信生法師と名乗らせ、生涯父子を名乗らず念仏修行の生活を送ったといわれる。

 

という悲話なのです。

 

ここに登場する、播磨國太山寺がこちら

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残念ながら、まともな画像がなかったです・・・
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この太山寺の近くの石戸家で石堂丸がうまれました。そして石戸家には石堂丸生誕の石

碑や産湯の井戸が今でも残っています。

 

そんな伝説を持つ神社が、先程の〝石戸神社〟なんですね。

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こんなに近くの、本当に小さな神社に有名な物語が残されていたとは思ってもみません

でした。

 

教えてくれたのは一番下の娘でした、同級生に石戸さんという方がいるのかな?

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました!