― 廣峯神社 ― 壱
ひろみねじんじゃ
2021年2月8日 15:00 御参拝
2021年2月6日に書きましたブログ、―33話― 摩耶山天上寺
の中で登場した法道仙人とともに海を渡って来たのが牛頭天皇。(ごずてんのう)
そしてその牛頭天皇が最初に祀られたのが姫路市の廣峯神社であるとご紹介させて
頂きました。
いつか行ってみたいなーと思っていたのですが、突然に姫路方面へ用事が出来た為、
急遽 廣峯神社に御参りする事にしました。
広嶺山(標高約300m)の山頂に神社があり、車で山頂近くの無料駐車場まで行く事が出来ます。
この日はあまり天気が良くなくて、山頂に到着寸前まで雨がパラついていたのですが、御参りする間は大丈夫でした。
後で調べてみると、この廣峯神社は全国にある牛頭天皇の総本宮と言われているすごい神社だったんですね。(ここから京都祇園の八坂神社へ分祠したとの説もあるが、本当のところは不明なのでしょう・・)
※牛頭天皇は日本における神仏習合の神でお釈迦様の生誕地にちなむ祇園精舎の守護神とされた。仏教では牛頭天皇、神道では素戔嗚尊(すさのおのみこと)と同一視されています。
一の鳥居です。
一の鳥居から少し歩きます。
暗くなるとライトアップされるのでしょう。・・幻想的かも知れません。
10分くらい歩くと、見えてきました。
隋神門から拝殿が見えます。
狛犬様。
最近は対の狛犬様を、それぞれアップで画像として残そうと思っています。
でも、怒られているなと感じる時は撮りません。
とても大きな拝殿です。 びっくりです!
拝殿ですが、正殿・右殿・左殿となっていました。
主祭神 正殿
素戔嗚尊(すさのおのみこと) ・・・スサの王です。
祭神 右殿
宗像三女神(たごりひめ・たぎつひめ・いちきしまひめ)
天津彦根命(あまつひこねのみこと)
活津彦根命(いくつひこねのみこと)
熊野櫲樟日命(くまのくすひのみこと)
大年神(おおとしのかみ)
御年神(みとしのかみ)
若年神(わかとしのかみ)
久々年神(くくとしのかみ)
稚産霊神(わくむすひのかみ)
級長津彦神(しなつひこのかみ)
級長津姫神(しなつひめのかみ)
久那斗神(くなとのかみ)
八衢彦神(やちまたひこのかみ)
八衢姫神(やちまたひめのかみ)・・・とたくさんの神々
祭神 左殿
奇稲田媛命(くしいなだひめのみこと)・・素戔嗚尊の皇后神
足摩乳命(あしなずちのみこと)・・奇稲田媛命の祖神、大山津見神の御子神
手摩乳命(てなずちのみこと)
こんな木製のお馬さんがありました。
宇垣一成(うがきかずしげ)さんとは、大正から昭和初期にかけて陸軍の実権を握っていた方のようです。
正殿と左殿の間に、これは大根?かな
2月4日に廣峯神社大根まつり/立春大根神事という神事があったようです。
本殿は入母屋造り・桧皮葺きで拝殿とともに国の重要文化財です。
こちらの神社、有名な阿倍仲麻呂と同期の遣唐使であった、吉備真備(きびのまきび)によって創建されました。
吉備真備という方は695年頃に岡山県倉敷市で生まれ、遣唐使から右大臣にまで異例の昇進をされた方のようです。
まだ調べている途中なのですが、吉備真備について面白い文献を見つけたので読んでみようと思っています。
ここまでが、拝殿・本殿です。
これから、摂社・末社と奥ノ院とまだまだ続くのですが、―28話―瀧尾神社で
少し名前が出て来た、あの有名な黒田官兵衛との関わりもあるようです・・・
なんだか面白くなりそうです。