― 播磨国二宮 荒田神社 ―
あらたじんじゃ
2021年2月28日 12:00 御参拝
素盞嗚命 すさのおのみこと
どうですか・・この鳥居 格好良くないですか? 両部鳥居というらしいです。
失礼を承知で、鳥居の上の部分なんですが、モスラが羽根を広げ飛んでくるように見え
てしまうのは私だけでしょうか?
2月最後の日曜日、自粛モードの中我慢できずに飛び出してしまった・・・
と言っても一人で出掛け、行った先は全然密ではない神社でした。
隋神門です。
門守神(かどもりのかみ)です。 格子の間から撮影しました、手前には狛犬様もいら
したのですがうまく撮れていなくて・・・
こらっ! 怒られているみたいです・・・申し訳ございません!
でも一応貼り付けます。
次は境内の狛犬様ですが、年季が入っていますね。
鳥居が立派なだけじゃなかった!
拝殿内。
立派です。
拝殿・幣殿・本殿と御見事です。
古事記では〝神産巣日神〟の子とされ、日本書紀では〝高御産巣日神〟の子とされてい
ます。造化三神の御子なので神格はかなり高いのでしょう。
― 大国主命が美保岬の海岸に立っていると波間に天の羅摩船(かがみふね)というガ
ガイモの殻でできた船に乗り、蛾の皮でできた服を着た神が見えた。
そこで神に名を尋ねたが答えない。お付きの神々にもその名を知るものはいなかった。
ヒキガエルが〝久延毘古(くえびこ/案山子のこと)なら知っているだろう〟と言った
ので、すぐに久延毘古を呼び神の名を問うと〝神産巣日神の御子、少名毘古那神であ
る〟と答えた。
大国主命が神産巣日神に、その真偽を聞くと〝まさに私の子である。小さすぎて私の手
からこぼれ落ちた子だ。その子と兄弟の契りを交わして国造りを行うがよい〟と答え
た。 ― とあります。
また知らない名前が出て来ました。 〝久延毘古(くえびこ/案山子のこと)〟
久延毘古は足がないので動けないかわりに、じっと世間の様子を窺っているから物知り
なんだそうです。
荒田神社の御祭神を考える。
少彦名命(天津神)・木花咲耶姫命(国津神)・素盞嗚命(天津神から国津神へ)
となるのですが、その昔にこの地で天津系の人達と国津系の人達が融合したのではない
かとか思ったりもします。 おおまかですけど・・・
御神木かな?
この荒田神社、鎌倉・南北朝時代の播磨国の地誌〝峯相記〟や江戸時代の地誌〝播磨
鑑〟によると、天平勝宝元年に赤い衣服をまとった唐の女人が天から降臨するといった
逸話が残っているようですが、それ以上は読んでないので詳細は不明です。
今回この荒田神社に御参拝させて頂いた理由は、播磨国一宮である伊和神社には数年前
に行った事があるのですが一宮があるなら二宮もあるでしょうと思い調べ見つけたのが
播磨国二宮荒田神社でした。
兵庫県朝来市の神社は神錆びた雰囲気でよかったのですが、多可郡付近の神社また違っ
た趣があるのかも知れません。
間違いなくこの荒田神社に関してはそう言えると思います。
次回も多可郡の神社です。
本日もお付き合いいただきありがとうございました!