― 越木岩神社 ―
こしきいわじんじゃ
2021年2月3日 立春 11:45 御参拝
御祭神 蛭子大神(エビス大神)
かねてから行きたかった神社です。
六甲山の麓、住宅街の中にある神社で、この場所が独立した森となっています。
まずは鳥居で一礼し、神域へ入らせていただきます。
少し読みにくくなっていましたが、御由緒です。
― 参道
参道の左右に手水舎がありました。
― 左
― 右
― 狛犬様
拝殿ですが、西宮神社・生田神社・長田神社と造りが似ています。
御祭神 蛭子大神(ひるこおおかみ)
1656年頃に 円満寺の教順僧侶が西宮神社より蛭子大神を勧請し、
蛭子太神宮と称されます。
ここからが、甑岩の磐座群ですね。
神社として創始されたのが600~700年頃と推定。
それ以前は、磐座を信仰の対象とする自然崇拝を始まりとしているようです。
推古天皇の時代(599年)、日本最古の地震として記録されている〝推古地震〟
が起きた時に推古天皇は飛鳥からみて四方、東西南北にオオクニヌシを祀らせました。
その中の一社がこの越木岩神社だそうです。
当時は大国主西神社とされていました。
天武天皇の時代(684年)にも大きな地震があった時にも多くの参拝者が訪れ
延喜式神名帳に載るような神社となっていったようです。
大国主西神社
御祭神 大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)
南座 甑岩大神が何故か宗像三女神の市杵島姫大神となっております。 高さ10m 周囲30mの花崗岩。
写真には入りきらない大きさです。
六甲山社
御祭神 菊理姫大神 19話の六甲山神社とも繋がりが・・・
水の神様 ・・・罔象女神(みつはのめのかみ)
隣に不動明王。
中座の磐座
こちらの奥宮が、19話の六甲山神社(石の宝殿)です。
北座の磐座
御祭神 一説では稚日女命(わかひるめのみこと)
生田神社の御祭神です。
稲荷社
御祭神 白玉稲荷大神
大崎稲荷大神
伊勢神宮 遥拝所
大阪城築城の際に甑岩を石工が割ろうとしたが、何か祟りめいた事が起きたので
断念したとの事。
あちらこちらに石があるのですが、中には持ち運ぶ為なのか削り出した跡が残った
岩も見受けられました。
この境内の森は天然記念物「越木岩神社社叢林」として保護されています。
このコロナ禍の中、平日でもあったのですが御参りに足を運ぶ方々や
そして、若い女性がお一人で御参りされていたりする姿を見たりしますと
神々を尊ぶ姿こそ日本人の美しさなのではと思わせて頂きました。