— 大瀧神社 ―
おおたきじんじゃ
2023年10月24日 10:30 御参拝
主祭神 高龗神 たかおかみのかみ
闇龗神 くらおかみのかみ
多賀大社に御参りした後、多賀大社の奥宮であろうと云われる神社があると知り早速向
かいました。
一の鳥居… 一礼にて神域へ入らせていただきます。
二の鳥居。
手水舎。
先へ進むと右手にお稲荷様、御参りさせていただきます。
その昔 お稲荷様が怖くて鳥居をくぐることが出来ませんでしたが、今はこちらの神社
のように雰囲気がよいなと感じることが出来れば、なんとか平常心で御参り出来るよう
になりました。
拝殿前にやって来ました。
拝殿の奥へと進むと、本殿前でも御参拝できるようになっております。
拝殿前で手を合わせ、そしてこちらでも御参拝させていただきました。
こちらの彫刻はなんだろう? 犬でしょうか?
本殿の右側からに本殿内に入れる階段がありましたので、おそるおそる足を踏み入れま
した。
境内社 犬上神社です。 御祭神は日本武尊の第一皇子である稲依別王命。
社殿の右手の可愛らしい犬の彫物は狛犬様ではないようです。
伝説・・・日本武尊の第一皇子の稲依別王が、この地に災厄をもたらす大蛇を討伐する
ために愛犬の小石丸とともにやってまいりました。
ともに大蛇を探しますがなかなか大蛇は姿を現しません。王は疲れて休息をとろうとし
ますが、その時小石丸はけたたましく吠えます。
あまりのけたたましさに怒った王は小石丸の首を一刀のもとにはねますが、はねられた
首が向かった先には大蛇がいて、小石丸の首は大蛇に喰らいつき皇子を守ります。
自身の身の危険を知らせ、死して尚自身を守ってくれた小石丸を祀り、王はこの地に松
を植えました。
現在、松は枯れてしまいましたがその枯れた松は大瀧神社の県道を隔てた反対側の御堂
に祀られています・・・
なので、この犬の彫刻は小石丸ですね。
本殿です。
本殿の左側には雷社。
こちらの神社 〝瀧ノ宮〟とも呼ばれているようです。
境内には水音が響き渡っており〝瀧ノ宮〟の名の通り水の神様…龍神様の雰囲気が漂っ
ております。
〝大蛇ヶ淵〟 神社の向かいに流れる犬上川の渓谷です。
水音のする方へ向かいます。
ここからが凄かった!
秘境と呼ばれるほど山奥へ入ったわけでもないのですが、突然あらわれたこの渓谷には
驚きました。
さらに進むと、神社の名称にもなっている瀧をみることが出来ます。
川の対岸に小さな祠があります。
稲依別王を守るがために首を斬られた小石丸の首がこちらでお祀りされているようで
す。
御祭神である高龗神そして闇龗神を感覚で感じられたように思います。
自然のなかにこそ、神を感じます…
多賀大社の奥宮であろうとされる〝調宮神社〟という神社がもう一社あるようです。
今回は縁がありませんでしたが、いつかまた御参拝したいですね!