LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 104話 ―

― 金刀比羅宮 ―

         ことひらぐう

 

2021年11月9日 11:50 御参拝

香川県仲多度郡琴平町

 

主祭神 大物主神 おおものぬしのかみ

相殿  崇徳天皇 すとくてんのう

   

こんぴらさん〟の名で親しまれている金刀比羅宮の本宮は、琴平山(別称:象頭山
の中腹に鎮まります。
なんといっても参道の長い石段は有名で、本宮まで785段、奥社までの合計は136
8段にも及びます。
どうしても奥社には行ってみたい、だけど1368段を登りきる自信はなく本宮あたり
で奥社にいくのをあきらめてしまうかもと弱気になっていたところ、500段ショート
パス出来る方法を見つけました。
その方法はネットで調べればすぐに出て来るのですが、資生堂パーラー カフェ&レス
トラン〝神椿〟さんへ車で行き、豊かな自然の中で食事またはパフェなどをいただくこ
とは必須なのですが、そこから金刀比羅宮奥社へ向かうとならば500段もショートパ
スできてしまうのです。
 
結局、アラフィフの私たちは〝神椿〟へと向かうのでありました・・・
 
〝神椿〟さんから参道へと出て来ると、普段では経験できないような石段が待ち構えて
いました。

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石段の下の方に鳥居が見えたので、ここからスタートです。

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一の鳥居ではないのは間違いありません。

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書院・・・大人料金 800円を支払い円山応挙や邨田丹陵の障壁画を見ることが出来
ました。

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祓戸社・・・瀬織津姫 外 三柱の神とともに伊邪那岐御子神道の真髄、罪穢を祓い
清め給う神様で人々はここで祓えを行い参詣するとあります。
 

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祓戸社の隣に、火雷社 火産霊神 外 5柱の神がお祀りされています。
 

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この鳥居は青銅鳥居といいます・・・石段がずっと続いていますね。
 

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賢木門です。
 

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賢木門を過ぎてすぐに遙拝所がありました・・・伊勢神宮をはじめ全国皇陵諸社をここ
より遙拝する浄城として明治初年に建立されました。
 

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ここは652段目にあたる手水舎です。
 

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須賀神社・・・建速須佐之男尊奇稲田姫尊をお祀りしております。
 

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この石段の上に小さく見えているのは御本宮なのでしょうか?
 
石段の途中にお祀りされていました。

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事知神社・・・祭神は積羽八重事代主神 外 二柱の神です。
画像はありませんが、もう一社御年神社というお社がありました・・・
 

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御本宮前の狛犬様・・・尻尾いくつあるのでしょうか?ちゃんと見てくればよかったと
後悔しております。

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金刀比羅宮の最初からのぼり始めると785段目に御本宮にたどり着きます。
私たちは500段ショートパスしたので、285段しかのぼっていない計算になります
ね・・・
十六菊花紋を中心に〇の中に金の御紋がたくさん見受けられます。
 

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御本宮です。
 
御本宮の御祭神は大物主神崇徳天皇です。
大物主神といえば、ついいましがた御参拝した田村神社の御祭神である倭迹迹日百襲姫
箸墓古墳にまつわる伝承に登場する神様です。
そして崇徳天皇といえば〝日本三大怨霊の一人〟といわれておりその三大怨霊とは、菅
原道真そして平将門崇徳天皇です。
それぞれ言い知れぬ無念を抱いたままお亡くなりになり、そしてその後祟りを恐れた
人々の手によって神格化されました。
その崇徳天皇、調べればもう大変な生涯をおくられた天皇だったようです。
本当にいろいろあった後、保元の乱後白河天皇で敗れ讃岐国香川県)へ流罪となり
ました。
その讃岐の地で崇徳天皇は仏教を深く信仰するようになり、流刑地での仏教信仰によっ
て自分の運命をも受け入れました。
純粋な信仰心から写経を行い、その写本を京のお寺に収めてもらおうと、朝廷へ写本を
送ります。
ところが後白河天皇はこれを拒絶、そして崇徳天皇は信仰心すらも踏みにじられたと激
怒し、自ら舌を噛み切りその血をもって写本に呪詛の言葉を書き込み怨霊と化していっ
たそうです。
その後、後白河天皇に近き人々が相次いで死去し、また長きにわたり世は動乱が続いて
いくのです。
追い詰められた後白河天皇は、怨霊鎮魂のために保元の宣明を破却し、8月3日には
〝讃岐院〟の称号が〝崇徳院〟に改められました。
こうして崇徳天皇は神として祭られていくことになっていきます。
 
〝時期によりそれぞれの天皇上皇となっておられますが、あえて天皇のままとさせて
いただきました〟
 
その後、時は過ぎても明治天皇崇徳天皇の御霊を京へ返し白峰神宮を建立、1964
年、昭和天皇香川県の御陵で儀式を行い東京オリンピックの成功を祈願されました。
 
1164年崇徳天皇死後、元寇南北朝の動乱応仁の乱と100年ごとに災いが発生
したため、崇徳天皇式年祭が100年ごとに執り行われることになっているようなの
です。
そうすると次は2064年、日本はどんな国になっているのでしょう・・・
ここにきて初めて崇徳天皇を知ることになりました。
 
少し長くなりましたので、今回はここらへんで・・・
次回は奥社へ向かい石段をひたすら登って行きます。
 
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!