LIFE LOG(今日の夢はどんな夢?)

今日の夢はどんな夢?

記憶から消えない夢達を現実に追ってみた・・・

― アワヒメを追って 142話 ―

― 縣神社 ―

    あがたじんじゃ

 

2022年10月25日 13:20 御参拝

京都府宇治市宇治蓮華72

 

御祭神  木花開耶姫命 このはなさくやひめのみこと

 

平等院の鎮守社だそうです。

 

 

私の住んでいる地域では、なかなかお目にかかれない女神様なので少し心躍りながらの

御参拝です。

 

最近の手水舎には水がないところも多いのですが、こちらの手水舎の龍の口からは、水

が流れておりました。

 

 

狛犬様 〝白〟

 

狛犬様 〝黒〟

 

拝殿で手を合わせます・・・

 

 

本殿

御祭神は女神なのに、千木は外削ぎなんですよね?

よくあることではありますが・・・

 

木花開耶姫命とは大山津見神の娘であり、天照大御神天孫である邇邇芸命の配偶神で

あります。

日向に降臨した邇邇芸命は、美しい木花開耶姫命に一目惚れをし求婚することになります。

その求婚に対し大山津見神は、姉の石長比売もいっしょに嫁がせようとするのですが邇

邇芸命は醜い?石長比売を送り返し木花開耶姫命だけと結婚するのでした。

大山津見神はこれを怒り〝石長比売を差し上げたのは天孫が岩のように永遠のものとな

るように、木花開耶姫を差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにと誓約をたて

たからである、木花開耶姫だけと結婚すれば天津神の御子の命は木の花のようにはかな

くなるだろう〟と告げます。

この事から、子孫となる天皇の寿命も神々ほどは長くなくなるのでした。

 

 

石長比売といえば貴船神社の中社である〝結社〟の御祭神であります。

2019年10月に訪れました。

 

 

 

 

木花開耶姫命もそうなのですが、石長比売こそなかなかお目にかかれない女神様である

のでは?

国家である〝君が代〟のモチーフになった女神とも聞いております。

 

 

境内社の稲荷社。



梵天〟と呼ばれ、6月5日に暗闇のおこなわれる御祭りに使われる神具です。

 

天満社・・・御祭神は菅原道真公。

 

樹齢500年以上といわれる御神木は〝椋〟の大木です。


縣神社で木花開耶姫命に手を合わせた後は、あちらこちらの八幡神社で御祭神となって

おられる女神様のもとへ向かいます。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 141話 ―

― 平等院 ―

    びょうどういん

 

2022年10月25日 11:00 御参拝

京都府宇治市宇治蓮華116

 

御本尊  阿弥陀如来 あみだにょらい

 

平等院に訪れたのはいつ以来なのか?

幼い頃に行ったことがあるような気がするのですが、あまりにも有名な寺院なので行っ

たつもりになっているのかも知れない、そんな薄っすらとした記憶しか残っていないの

は、もう憶え続けることをあきらめた年齢のせいなのでしょう。

 

世界遺産平等院 鳳凰堂〟・・・さすがに美しい!

 

 

 

 

平安時代藤原氏全盛時に藤原頼通より開かれた寺院であります。

御釈迦様入滅から約1500年を迎えた末法の時代に、藤原頼通はどんな想いでこの寺

院を建てられたのでしょう?

 

平等院鳳凰堂の内部を拝観させていただいたのですが残念ながら撮影は不可なので画像

はありません。

大きく煌びやかな阿弥陀如来坐像を中心にたくさんの雲中供養菩薩像が壁面に飛翔され

ており、壁や扉には歴史を感じさせる仏画が描かれています。

 

 

不動明王もおられました。


阿弥陀仏が御本尊なのですが、平安時代の本堂には大日如来が安置され他にも密教系の

仏像を安置する堂塔が立ち並んでいたようです。

鳳凰堂の阿弥陀仏像の印相は定印というらしく、これも密教における両界曼荼羅の阿弥

如来の結ぶ印なんだとか・・・

 

六角堂

明治時代に行われた鳳凰堂の翼廊の修理の際にでた廃材を利用して建てられたものです。

 

鳳凰堂を拝観した後は、さらっと境内をひと廻り。

 

鳳翔館という近代的な建築物があり、内部には梵鐘、鳳凰一対、雲中供養菩薩像26躯

のほか、十一面観音立像等の宝物が展示されております。

 

写真撮影は禁止!

 

 

最初に足を踏み入れたのはこの南門からでした・・・

 




平安時代に政治の実権を握った藤原氏の別荘であった〝宇治殿〟を藤原道長が寺院に改

めたようです。

末法思想と世の乱れ、そして飢饉と天災が重なり極楽往生を願う人々の切なる願いがこ

のような美しい建築物と空間を造形したのでしょうか?

 

いまだ青空に映える鳳凰はその時代を見ていたのですね。

 



本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 140話 ―

― 宇治神社 ―

       うじじんじゃ

 

2022年10月25日 10:30 御参拝

京都府宇治市宇治山田1

 

御祭神  菟道稚郎子命 うじのわきいらつこ

別名   離宮明神

 

宇治上神社に御参拝した後、すぐ近くにある宇治神社にも行ってきました。

宇治上神社から坂道を下りて行くとすぐ左手に社殿が見えてくるのですが、やはり鳥居

をくぐり御参拝したい私は一の鳥居を探して坂道を下りて行きます。

ほんの数分歩いたでしょうか?知らぬ間に宇治川のほとりにまでやってきました。

 

鳥居は見当たりませんが、なんとも清々しい宇治川に癒されます。

 

宇治は源氏物語所以の場所でもあったようです。

 

鳥居を見つけることが出来なかった私はもと来た道をすごすごと戻るのですが、途中で

小さな神社を目にしたので御参りをさせて頂きました。

 

末多武利神社

 

祟る怨霊を鎮めておられる神社なのですね、手を合わせました・・・

結局、鳥居は神社境内にはいるとすぐ下に見えていたのですが、きれいな宇治川の景観

を近くで見ることが出来たので無駄足ではなかったと思います。

 

こちらが、その一の鳥居。

 

参道の左側に、対になっていない狛犬様?がおられます。

 

手水舎は珍しい〝うさぎ〟でした。

 

こちらが拝殿である〝桐原殿〟です。

 

そしてこちらが本殿となります。

 

狛犬様。

 



 


明治以前は宇治神社が〝下社〟・〝若宮〟、宇治上神社が〝上社〟・〝本宮〟と呼ばれ

〝宇治離宮明神〟と総称されていたようですが、明治に入って宇治上神社とは分離され

たようです。

 

摂末社・・・左から、廣田神社 松尾神社 高良神社 伊勢両宮社。

ちょっと気になったのが、兵庫県西宮市にある廣田神社の御祭神は撞賢木厳之御魂天疎

向津媛命(天照大御神之荒御魂)とされているのですが、こちらでは蛭子命となってい

ます・・

蛭子命天照大御神之荒御魂は同神なのか?

同じく兵庫県西宮市にある西宮神社、えびす宮総本社であり正月の福男で有名な神社な

んですが、こちらの御祭神が蛭児大神なんですね。

兵庫県神戸市にある生田神社の御祭神は天照大御神之和魂である稚日女尊・・・このあ

たりには女神の姿が見え隠れしています。

 

右から、春日神社 日吉神社 住吉神社


清和源氏などの武家から武運の神として崇敬をあつめた応神天皇はいろんな八幡神社

て御参拝させていただいておりますが、皇子である〝菟道稚郎子命〟の名を本日初めて

知ることになりました。

 

 

この日、京都で二社目に訪れた神社〝宇治神社〟でした。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 139話 ―

― 宇治上神社 ―

     うじがみじんじゃ

 

2022年10月25日 9:45 御参拝

京都府宇治市宇治山田59

 

御祭神 左殿 菟道稚郎子命 うじのわきいらつこ

    中殿 応神天皇 おうじんてんのう

    右殿 仁徳天皇 にんとくてんのう

 

久し振りに京都へ・・・

まず初めに訪れたのは世界文化遺産でもある宇治上神社です。

 

鳥居をくぐり、小さな橋を渡ります。

 

そして山門をくぐると国宝である拝殿が目の前に現れました。

 

 

拝殿の左右に〝清め砂〟

 

 

手水舎が見当たりませんでしたが、どうやらこちらで清めるようです。

〝桐原水〟といい宇治七名水のひとつなのですが他の六名水は失われてしまい、もうこ

ちらの名水が最後のひとつとなってしまっているようです。

澄み切ったとてもきれいな水でした・・・

 

 

拝殿で手を合わせた後は本殿へと向かいます。途中、こちらは御神木でしょうか?

 

狛犬様にご挨拶・・・

 

 

本殿も美しい・・・こちらも国宝であり神社建築として日本最古であるらしい。

 

 



背面の拝殿。

 

左殿の御祭神である 〝菟道稚郎子命〟 始めての御参拝なので少し調べてみました。

 

応神天皇の末の皇子で幼い頃から博識聡明であった為、父君の応神天皇が大切に手を

かけ育まれ皇太子となります。

ですが応神天皇が亡くなられた後、皇位を兄である大鷦鷯尊(仁徳天皇)に譲り宇治の

地に離宮を建て一線から身を退かれました。

しかし大鷦鷯尊(仁徳天皇)も〝菟道稚郎子皇位を継ぐことは、応神天皇が定められ

たことなので変えることはできない〟として3年間皇位を譲り合ったのだそうです。

皇位が定まらぬ間に国民は戸惑い世の中も乱れ始めるのですが、そのあり様をご覧にな

られた菟道稚郎子は自責の念から自ら命を絶たれます。

これを知った大鷦鷯尊(仁徳天皇)は急遽、難波から宇治へお越しになり驚きと悲しみ

の中、菟道稚郎子を手厚く葬られました。

これが後々になって、宇治上神社創建のいわれとなるのでした。

 

正一位離宮太神〟なんとなく理解致しました。

 

磐境もあります。

 


末社・・・武本稲荷社

 



末社・・・厳島

 

末社・・・住吉社と香椎社です。

 

摂社・・・こちらは春日神社であります。

 

〝うさぎ〟に縁がある神社だそうですよ、〝菟道〟と書いて〝うじ〟とよんでいたり、

周辺の野山にはうさぎが生息し、神様の使いとして大切にされていたそうです。

 

宇治平等院の鎮守社として崇敬されてきた神社でもあります。

 

勝手な思い込みではありますが、真っ白な気に満ちた神社でありました。



本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 138話 ―

― 可美真手命神社 ― (再々)

  うましまでのみことじんじゃ

 

2022年9月25日 15:15 御参拝

兵庫県神戸市西区押部谷町細田

 

御祭神 可美真手命 うましまでのみこと

 

数ヶ月前から、また御参りしたいなと思い続けていたのですがやっと御参りすることが

出来ました。

 

何度でも御参拝したい神社です。

 

その前に押部谷住吉神社付近に駐車させて頂き御参りします。

もうすぐ秋祭りですね・・・

 

手水舎に水はありませんでしたが、休日のみ水が流れているような感じ・・・

 

住吉三神神功皇后が御祭神であります。

 

拝殿の裏、本殿前はとてもいい雰囲気です。

 

第一本殿・・底筒男命

第二本殿・・中筒男命

第三本殿・・上筒男命

第四本殿・・気長足姫命 神功皇后ですね。

 

ここから歩いて5分程でしょうか、可美真手命神社へ向かいます。

鬱蒼とした山道に待っていたのは〝蚊〟の大群でしたが、こんなことで引き返す気には

なりません。

 

まとわりつく〝蚊〟を引き連れて鳥居の前に辿り着きました、今年の1月に訪れたので

すが赤い社殿がなんだか懐かしく思えます。


鳥居で一礼・・神域に入ります。

 

やっぱりいつ来ても、この場所はとてもいい雰囲気で癒されます。

 

そしてあたりには誰もいないので、体のあちこちに〝蚊〟がとまっているのを感じなが

ら覚悟をきめて祝詞を奏上・・・

 

物部氏の祖と云われる〝可美真手命〟うましまでのみこと に日々の感謝を申し上げ、この

場所を後にしました。

 

帰り道で気付いたのですが、なんと〝蚊〟にはどこも刺されてはいないようです!

これは奇跡に近いなと思いながらも、ひょっとしてあの・・・ブゥーン・ブゥーンと体

にまとわりついていた虫は〝蚊〟ではなかったのかも知れませんね。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 137話 ―

― 北別府大歳神社 ―

    きたべふおおとしじんじゃ

 

2022年9月12日 14:50 御参拝

兵庫県神戸市西区伊川谷町別府1923

御祭神  豊宇気比売尊 とようけひめのみこと

 

伊勢神宮外宮の御祭神である、豊受大神をお祀りする神社が近くにあるのを知り行って

参りました。

 

鳥居は伊勢神宮と同じ神明鳥居なんですが、その鳥居の奥が何とも神秘的に見えます。

 

手水舎・・・水は出ませんでした。

 

この手水舎付近から社殿を撮影してみたのですが、とんでもなくピントがあっていません・・・びっくりです。

 

階段下まで歩くと、なんだか立派な社殿が見えてきました。

 

美しいですね・・・

千木が内削ぎで鰹木が10本(偶数)、御祭神は女神様ですね。

千木と鰹木の数が伊勢神宮内宮と同じなんですが、御祭神は天照大神ではなくて豊宇気

比売尊。

 

 

しかし豊受大神をお祀りする、伊勢神宮外宮では千木が外削ぎで鰹木が9本でありま

す。

他に豊受大神をお祀りする有名な神社を調べてみると、京都の比沼麻奈為神社では千木

が外削ぎで鰹木が5本。

どちらも千木が外削ぎで鰹木が奇数なので、お祀りしているのは男神となります。

豊受大神男神であるならば、こちらの御祭神である豊宇気比売尊(女神)はいったい

どんな神様なんでしょう?

 

 

こじんまりとした神社ではありますが、品格が感じられます・・・

 

こちらの神社は天王山古墳群という遺跡付近に建立されており、何かしらの関連性があ

るのでしょうか?

 

その古墳にも行ってきました、ちょっとした公園のようですね。

 

 

近くで見るとわかりにくいのですが、何となく古墳ですね。

 

 

古墳時代初頭の3世紀代に明石川流域を統治した豪族の首長墓として重要視されている

古墳だそうです。

 

眺望もよく、淡路島と明石海峡大橋が見えます。

こちらは、東方面の眺めです。

 

豊宇気比売尊ですが、神名の〝ウケ〟は食物という意味らしくその属性から、記紀神話

における大宜都比売神オオゲツヒメ)や宇迦之御魂神(ウカノミタマ)、あるいは大

年神(おおとしのかみ)や保食神(うけもちのかみ)と同じ神様だとも考えられている

ようです。

 

諸説あるようですが、中世に入り伊勢神宮外宮の神職である度会家行が起こした伊勢神

道では、豊受大神天之御中主神・国常立神と同神であって、この世に最初に現れた始

源神であり、豊受大神を祀る外宮は内宮よりも立場が上であるとしています。

 

豊受大神〟気になりますね・・・

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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― アワヒメを追って 136話 ―

― 祝田神社 ―

    はふりだじんじゃ

 

2022年8月14日 14:45 御参拝

兵庫県姫路市林田町上構

主祭神  罔象女命 みつはのめのみこと

配祀神  高龗神 たかおかみのかみ

 

6月に売布神社に御参拝してから、約2ヶ月振りの神社参拝です。

最近、神社巡りから足が遠のいていたのは暑さのせいだけでもなくて、いつもならすぐ

に見つかる行ってみたい神社に巡り合えず時間だけが過ぎていきました。

 

ある用事で姫路方面へ向かう事になった前日に、お詣りができる神社がないのかなと調

べたところ気になったのが〝祝田神社〟・・・〝はふりだじんじゃ〟と呼びます。

久し振りに、この神社名がわたしのどこかに引っ掛かったので行って参りました!

 

この先に駐車場はあるのかな?と心配しながら突き進みます。

 

3~4台程ですが駐車出来るスペースが鳥居の右手にありましたので、そこに車を停め

させていただきました。

 

赤い両部鳥居・・・宮島の厳島神社を思い起こします。

 

 

少し変わった感じの神門ですが、〝貴船社〟と書かれています。

由緒書きによると、高龗神は貴船神ともいい、寛治7年(1093)に当地が京都の賀

茂別雷神社領の林田庄になった際に勧請されたといいます。

そして主祭神罔象女命・・・ここには〝龍神様〟がおられるようですね!



そういえば、6月にお詣りした売布神社貴船大明神と呼ばれた神社でした。

 

 

 

狛犬様の前足が針金のようなものででくくられていますが、どんな意味があるのでしょ

う?

 

 

二礼二拍手一拝にてお詣りさせていただきます。


こちらが本殿です。

 

本殿の裏に奥大宮がありましたが、

もとは背後の貴船山にあった奥宮をこちらに移築したもののようです。

 

こちらを御参拝したあと、境内社を巡ります。

 

金刀比羅社。

 

金刀比羅社の右側にこんな岩がありましたが、

〝牛岩〟のいわれはよくわかりませんでした・・・

 

 

ただ〝牛岩〟を調べていたら、福井県の平泉寺白山神社に〝牛岩馬岩〟という岩がある

のを知りました。

じつは最近神社参拝に行けていない理由のひとつとして、何故か福井県の神社に行きた

い思いが強くて、それ以外の神社に気持ちが向かなかったということもあったので

す・・・

ただ気軽に行くには福井県は遠すぎるのですが、ますます福井への想いが強くなってい

きますね。

 

こちらは日本武尊でしょうか?

 

扁額には末社と彫られております。

 

左から、聖神社三嶋神社・粟嶋神社・稲荷神社・天満宮松尾神社

 

末社狛犬様です。

 


霊社です。 志霊社と祖霊社の相殿になっております・・・


こちらは御神木でしょう。

 

 

 

この日、久し振りの神社参拝になりましたが、とても雰囲気のいい空間でお詣りさせて

いただけたことに感謝申し上げます。

 

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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